将棋

第4回江の島将棋頂上決戦

またこのイベントがやってきた。去年は起きたあとゲームをしていて到着が遅くなった。今年はというと、ゲームをするのはこらえたが二度寝をしてしまい、結局遅れた(笑)11:05ごろ現地へ着く。戸辺七段と竹俣女流初段が将棋のルールを説明しているところだっ…

先崎学著『うつ病九段』(Kindle版、2018/7)

べらぼうに面白い本だった。 ことのはじまりは、2017年7月末。対局の1週間前に著者の不戦敗が発表される。初報には理由が載っていなかった。 これだけ前もって告知される不戦敗とは何なのか。不祥事を起こしたのかなど、さまざまな憶測がとびかった。いや、…

第2回江の島将棋頂上決戦

イントロ 1年って早いなあ。少しだけ出遅れて、11:10ごろ会場に到着。棋士の方々が駒の動かし方を紹介しているところだった。 江の島竜王戦 しばしあって、つるの剛士さん、伊藤かりんさんが順に登場。ふたりの平手戦が最初のイベント。ただしかりんさんは3…

第1回江の島将棋頂上決戦

イントロ つるの剛士企画の将棋イベント。サムエル・コッキング苑の入場料(200円)のみで見られるということで、行ってみた。 江の島へ上陸するのは久々。おそらく小学校のころ以来で、約20年ぶりになるのかな。 もよおしが11:00からで、直前に到着。家から…

去年、将棋ウォーズで10分・3分・10秒ともに初段にすることができた。正直、趣味で楽しむレベルとしてはこのへんで十分かなあと。まあウォーズは楽しいので、弾丸を1日3局楽しんでいければ……。

大崎善生著『編集者T君の謎 将棋界のゆかいな人びと』(Kindle版、2014/8)

『週刊現代』に連載された将棋界にまつわるエッセイをまとめたもの。雑誌掲載が2002年の1年間で、単行本は2003年1月に出ている。 よもやま話を楽しく読んだ。特に出自についての話が興味深い。「ゴキゲン中飛車」とか、モテミツという佐藤康光のあだ名は大崎…

天野貴元著『奇襲研究所 嬉野流編』(Kindle版、2015/5)

買った理由は、単純に奇襲が面白そうなのがひとつ。あとは先手番の作戦に悩んでいたので実戦投入できればいいなと。 嬉野流とは初手▲4八銀から▲7九角と進める指し方。本書は大きく分けて、対居飛車・対振り飛車の2章構成。対居飛車は相手が飛車先の歩を切る…

大崎善生著、森信雄解説『将棋の子』(Kindle版、2014/8)

Kindleストアには、講談社文庫版と角川文庫版の2種類がある。後者は紙の本としては存在していない。講談社文庫版を底本としているので内容はもちろん同じ。ただ紙の講談社文庫版にある森信雄の解説が、Kindleだと角川のほうだけに収録されている。 - 成田英…

大崎善生著『聖の青春』(Kindle版、2015/6)

2002年に講談社文庫で出たものが、このたび角川文庫からも刊行*1。ちなみにKindle版は両方ともある。ざっと本屋で見た感じ内容は同じ。どちらも父親・村山伸一による「聖のこと」が最後にあり、それ以外の解説はついていない。 - 夭逝した将棋棋士・村山聖(…

森内俊之著『覆す力』(ニコニコ静画版、2014/2)

長くなるが購入の経緯を書くと、私は2013年末にあった電王戦リベンジマッチの観覧に行った。しかし、当選者をかなり多めに出していたため、中に入れない人が続出。お詫びとして、当選者全員に1000ニコニコポイントが付与された。 ポイントは使わないままだっ…

大平武洋著『必修!穴熊戦の絶対手筋105』(マイナビ将棋BOOKS、2014/9)

穴熊の考え方を書いた本ならいくつかあるが、手筋集は意外にない。それで購入してみた。 いっぺん通読した感想としては、武器を得ることができて大満足。逆にいうと、いままでは素手で戦ってきたようなものだと気づかされた。 二度、三度よんで理解を深めて…

飯塚祐紀著、小島渉構成『奇襲振り飛車戦法 その狙いと対策』(Kindle版、2014/12)

購入の理由は、角頭歩を指してみたかったから。 後手番で▲7六歩△3四歩▲2六歩のオープニングになったら、角交換からレグスペにしていた。しかし時間の短い将棋なら、ハメる余地の大きい戦法が有利。それで角頭歩を採用したいと考えた。 本書は全10章(戦法)…

最近は将棋ウォーズで10秒将棋を主に指している。 将棋倶楽部24はだらだら続けてしまうので、アクセスできないようにした。 勉強は寝る前に『5手詰ハンドブック』を4問やるぐらい。あとは観戦記の棋譜並べ。 ここ1年ぐらい、日経(王座戦)と朝日(順位戦・…

将棋ウォーズで初段に

自分の実力ではなく、たまっていた棋神を投入しただけ……。 それをやるきっかけになったのが、8/18の2回目の対局。相手玉に詰みがあると思い3分考えるも見つからず。棋神を使うと、詰みはなかったが勝ちに。 1個使ったことで、どうせなら大量にぶちこんでみる…

三浦弘行著・木屋太二構成『三浦流右四間の極意 四間飛車をやっつけろ』(毎日コミュニケーションズ、2011/5)

昨年末に読了していたが、いまさら感想を。 購入の経緯を書くと、「将棋ウォーズ実況プレイ」(ニコ動)の影響で右四間を指すようになった。それでより深い知識をつけたいなあと。 買ったのはマイナビ将棋ブックスのアプリ内から。お値段800円。2002年刊行の…

藤倉勇樹著『相振り飛車基本のキ』(マイコミ将棋BOOKS、2011/5) 私が購入したのはマイナビのアプリで売ってるほう。紙の本は2007年発売で、新品の入手は難しくなっている。 購入の経緯を書くと、角交換四間飛車や先手中飛車をやられて悩んでいた。そこで相…

東大将棋部著『角交換振り穴スペシャル』(マイコミ将棋BOOKS、2008/3)

レグスペの定跡書。基本的には後手番の戦法で、▲7六歩△3四歩▲2六歩と相手が居飛車を明示したところで角交換。あとは四間に振って穴熊へ、というもの。 これを知ったのは、ニコ動の「将棋ウォーズ実況プレイ」。その単純さゆえに、とりこになった。 しかし相…

近況を書くと、将棋ウォーズは10分中心でやっていて相変わらず1級のまま。ただ達成率は60-70%台とこれまでよりあがってきた。今年中にはなんとか初段になりたい。というか、棋神が29個たまってるから、使えばすぐにでもなれるかもしれないが……。 以下、頭の…

戸辺誠著『石田流の基本【早石田と角交換型】』(浅川書房・最強将棋21、2012/11)

読むのに1ヶ月半かかった。棋書をきちんと咀嚼(そしゃく)するのは大変だ。 今回は復習しやすいように、KIF形式のファイルにまとめた。まずは駒を並べつつ、きりのいいところまで読む。そしてPCに向かって棋譜を入力したり、コメントを打ち込む。本書に出て…

鈴木英春著『必殺!19手定跡 英春流戦法居飛車編』(三一書房、1990/4)

英春は「ひではる」ではなく「えいしゅん」。 購入のきっかけを書くと、得意戦法が四間飛車の相手には、右四間飛車で戦っている。先手番なら▲7六歩△3四歩▲4八銀のスタート。ここで相手が角道を止めれば、よくある形に進行する。 しかし、相手が△8四歩と飛車…

『3手詰ハンドブック2』2周目

1周目の不正解は8題。2周目では、新たに不正解になったのが2題と、1周目に続いて間違えたのが2題という結果。 今後はとりあえず、間違えたものだけ復習。さらに1題1分程度の時間制限を設け、通しでチェックしてみたい。それが終わったら、『3手詰ハンドブッ…

浦野真彦著『新版 3手詰ハンドブック2』(浅川書房、2013/5)

全200題。冒頭40題は「特に知っておきたい内容」とのこと。とりあえず時間無制限に考えてみて、不正解は8題*1。 今後の勉強は、まず本書を復習。その後、3手詰ハンド1のほうも復習。ぱっと見で答えがわかるようになったら、5手詰を買おうかと思う。 - 私のは…

「電王戦リベンジマッチ」の観覧へ

応募したら当たった。ただ心配なのがメールの記述。「無料イベントにはやや多めの当選を出している」「収容人数を超えたら入場制限する」とのこと。 行くかどうかはかなり悩んだが、入れなかったら不満をネタにすればいいかと考える。 集合は8:30。もうすぐ…

神奈川新聞の観戦記

朝日だったら名人戦、読売だったら竜王戦など、メジャーな新聞については、どの棋戦を載せているのかわかる。でも、神奈川新聞ってどうなんだろう。将棋欄自体ないのかなと思って図書館で見てみた。 置いてあったのは11月頭からだが、掲載は以下のとおりであ…

上野裕和著『将棋・序盤完全ガイド 相居飛車編』(Kindle版、2013/3)

取り上げられているのは、矢倉・角換わり・一手損角換わり・相掛かり・横歩取り。 前著同様、読みごたえのある1冊だった。ただ不満もあって、それは「初手から3手目までの戦型決定フローチャート」(p.32-33)。何が不満かというと、お互い居飛車党であるこ…

上野裕和著『将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編』(Kindle版、2012/10)

はじめに電子版について書くと、紙の本の1ページが電子版でも1ページになっている。だから、レイアウトは紙といっしょ*1。 私の場合iPod touchだが、縦画面だと1ページ、横画面だと2ページ(見開き)表示になる。しかし、後者は字が小さくてつらい。1ページ…

先日の対局から

横歩取りは、後手番で4五角戦法を使いたいと思っている。そこで、先手番で手待ちを入れてみた。 しかし、相手が横歩を取ってくれず、△8八角成▲同銀△3三角。 またまた悩まされる。マイボナ先生に聞いてみると、▲2一飛成△8八角成▲同金△同飛成のあと、▲3一龍と…

戸辺誠著『石田流の基本【本組みと7七角型】』(浅川書房・最強将棋21、2012/2)

購入のきっかけから書くと、私は長いこと一間飛車をメイン戦法にしていた。先手番なら初手▲1六歩から▲1五歩▲1七飛▲1六飛とする。そこからはいろいろあるが、▲7六歩▲7五歩▲7六飛として石田流へ組み換えるのがねらいのひとつ。 しかしいざ組んでも、その先をど…

本日の将棋ウォーズより

先手が私。横歩取りに進むかと思いきや、相手が△2三歩を打ってきた。これは横歩を取って、角交換後の△2五角には▲3二飛成で有利だと『出だし4手で知る石橋幸緒の将棋レシピ』に書いてあった。 本譜も角交換となったが、打ち場所が△2七角だった。 イレギュラー…

先日の対局より

後手が△3四歩と角道をあけた場面。しかし本で角換わりの定跡を見ると、ここは△3二金と書いてある。初級者の私は、イレギュラーなことが起こると、とたんにパニックになる。 マイボナ(の棋譜DB)で調べてみた。上記局面の次の一手は99%▲7八金となっている。…