戸辺誠著『石田流の基本【早石田と角交換型】』(浅川書房・最強将棋21、2012/11)

読むのに1ヶ月半かかった。棋書をきちんと咀嚼(そしゃく)するのは大変だ。
今回は復習しやすいように、KIF形式のファイルにまとめた。まずは駒を並べつつ、きりのいいところまで読む。そしてPCに向かって棋譜を入力したり、コメントを打ち込む。本書に出てない手が気になったら、マイボナで調べてみた。
1冊の感想としては、使う側はもちろん受ける側としても非常に有用だった。▲7六歩△3四歩▲7五歩とされると、どうしたらいいかわからない級位者は多いと思う。本書を読めば、どの方策で対抗するか自分に合ったものが見つかるはず。個人的には右四間飛車がわかりやすいと感じた。
【現在の棋力】将棋倶楽部24:12級(最高R444、現R444)、将棋ウォーズ:【10分】1級【3分】1級【10秒】9級

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2014年3月3日第2刷発行。初版の誤植はだいぶ直ったようだが、それでも以下の点がおかしい。
p.12:上段3行目は、基本図ではなく「第2図の▲4八玉に代えて」が正。
p.12:上段5行目は、基本図ではなく「第2図からの△6二銀」が正。
p.12:上段最終行は、基本図ではなく「第2図の▲4八玉に代えて」が正。
p.19:最後から2行目は第1図ではなく、基本図が正。
p.51:3行目は▲5四角ではなく▲5六角が正。
p.155:上段に「2△4四同金▲同角△3三角には▲同馬」とあるが、最後は「▲同角成」が正。
p.163:上段と下段にそれぞれ星印がある。なのに、対応する説明はひとつだけ。おそらく▲6八歩の星印が不要なのだと思われる。