「電王戦リベンジマッチ」の観覧へ


応募したら当たった。ただ心配なのがメールの記述。「無料イベントにはやや多めの当選を出している」「収容人数を超えたら入場制限する」とのこと。
行くかどうかはかなり悩んだが、入れなかったら不満をネタにすればいいかと考える。
集合は8:30。もうすぐ移転する原宿のニコニコ本社が会場。壁沿いに「整理番号--番から--番はこのへん」というめやすがある。それによると、276-281というのが最終ブロックだった。私は230番台。かなり後ろのほうである。
9:00に入場開始となったが、それ以前からスタッフが「このへんはもう厳しい」とだいたい200番以降の人には声かけをしていた。
結局入れたのは150番いかない程度。私も「残念」だった。280番台まで当選させて、その半分とは……。読みにくい日とはいえ、もう少しどうにかならなかったのか。
今後の予定はまったくなし。とりあえず、外壁にモニターがあるので、そこに映ってるニコ生をながめる。寒さに耐えて将棋を見るのも、ひとつの思い出かなと。どうせやることもないし。このモニター、音声は流れないものの、会場から多少音漏れがある。藤田綾さん笑ってるなあとか、そのぐらい。スマホで聞いてる人もいた。
スタッフいわく「昼休憩のタイミングで帰られる方がいるかもしれない。もしそうなったら順番にご案内する」とはいうが、別に期待はしない。
12:00に昼休憩。片上さんの顔を見かけたり、午後から解説に加わる塚田さんがタバコを吸ってたり。そして、無事に入れた人をうらやましく思ったりもする。
13:00に放送再開。新たに入れたのは3-4人。ただ、外でながめてる人もだいぶ減り、チャンスがあるかなという位置に……。
それで13:30になり、私も含めた4人が入場できた。スタッフの方が「トイレ大丈夫ですか?」と待ち客を気遣ってくれたが、こういうのがとても大事。わざわざ来たのに入れなかったなんて、「アンチになれ」というようなもんだからなあ。
会場内を見渡すと、座席は11×6列で66席。立見はぐるりと2-30人程度。もちろん私は後者だ。
以降、放送終了まで約4時間たのしむことができた。その間、遠山さん、竹俣さん、堀口さん&作家の大崎さん、香川さんとゲストもたくさん。
観覧の感想としては、会場にゲストが入り、そこからステージに上がるまでの間がなんともいえずいい。「視聴者はわからないだろうが、紅ぴースタンバイしてるんだぜ」みたいな……。観覧客がゲストを独占できる至福の時間。
エピソードとしては、堀口さん・大崎さんペアが出番を終えて帰るとき、出口を通り越してトイレへ行ってしまった。「あっ、こっちじゃなかった」と引き返すふたり……。
将棋のほうは、一瞬の均衡が破られるとあとは一気だった。正直なところ、油断ならない面白い終盤を見たかった気持ちはある。
帰りにはおみやげをいただいた。カレンダー2点とポスター。カレンダーは卓上と小さめの壁掛けで、第3回電王戦の出場棋士や開発者の写真が使われている。ポスターは開封していないが、おそらく今回のリベンジマッチのものではないかと。
朝8:30から終了17:30まで昼も食べずに立ちっぱなし。つらかったが、ひとつの思い出にはなってよかった。