藤倉勇樹著『相振り飛車基本のキ』(マイコミ将棋BOOKS、2011/5)

私が購入したのはマイナビのアプリで売ってるほう。紙の本は2007年発売で、新品の入手は難しくなっている。
購入の経緯を書くと、角交換四間飛車や先手中飛車をやられて悩んでいた。そこで相振り飛車が指せれば、対策が一気にできるかなと考えた。
感想としては、相振り飛車の基本的な部分、たとえばどういう囲いがあって、どんなときにいいのか、また金無双から矢倉へ組み替える手順などがわかってよかった。
不満は取り上げてる戦型が古いところ。2007年の本だから仕方がないが、向かい飛車が一番という思想がベースにある。いまは三間や角道を止めない振り飛車が流行している。だから、序盤中の序盤の記述は役に立たない。私の相振り飛車はこれからも迷走しそうだ。
相振りにかんしては、自分が指さない戦型を読んでもあまり意味がない。そのことがわかったのは収穫かもしれない。
【現在の棋力】将棋倶楽部24:11級(最高R503、現R503)、将棋ウォーズ:【10分】1級【3分】1級【10秒】1級

メモ

私の将棋はどういうときに相振りになるか。

先手番

▲7六歩△3四歩▲7五歩△4四歩
▲7六歩△3四歩▲7五歩△4二飛
▲7六歩△3四歩▲7五歩△1四歩
相三間

後手番

▲5六歩
▲7六歩△3四歩▲6八飛
※後手番のふたつにかんしては、『杉本流相振りのセンス』で対策できそう。