第4回江の島将棋頂上決戦

またこのイベントがやってきた。去年は起きたあとゲームをしていて到着が遅くなった。今年はというと、ゲームをするのはこらえたが二度寝をしてしまい、結局遅れた(笑)
11:05ごろ現地へ着く。戸辺七段と竹俣女流初段が将棋のルールを説明しているところだった。
例年は木村九段が活躍するところだが、あすの棋王戦第3局(新潟)の立会人となっていて出演なし。
つるの剛士vs.加藤歩
平手戦。つるのが振り駒で先手になった。加藤は将棋ウォーズで初段。つるのは連盟で(?)三段とのこと。この差はかなり大きいはずだが、なかなか加藤に勝てないとつるの。
戦型は三間vs四間の相振り飛車。加藤が馬を作って少しよくなる。つるのにも見せ場はあったが、最後は加藤が踏み込んで決めた。素直な応接が少なく反発の連続。率直に面白かった。手数は150以上だったそう。たしかにぜんぜん終わらないなあと思っていた。
上記のとおり加藤は初段。ただ、同じく初段の自分が挑戦したら10戦して一発も入らなそうな強さを感じた。それぐらい読みが入っている印象。
本局の解説・聞き手は戸辺・竹俣・かりんの3人が担当。話すたびに確実に笑いをとるつるの・加藤・かりんは一流芸能人だなあと。つるのとかりんにかんしては去年も思ったことだが。
つるのによると加藤は無課金で将棋ウォーズをやっている。「1日3局を大事に」と加藤本人。それでも過去に5000局ぐらい指しているんだとか。
つるの剛士伊藤かりんペアvs.竹俣紅女流初段・加藤歩ペア
お昼休みをはさんで今度はタッグ戦。戸辺のアドバイスと会場からの一手は双方あり。ハンデとしてつるの組だけにウルトラマンタイムがあり、戸辺が3分かわりに指してくれるという。
先手がつるのペアで中飛車。後手が竹俣ペアで四間飛車。きょうの江の島はすさまじい強風で駒が飛ばされるまさかの事態。そこで大盤の場所を変えてガードにした。さらに次の一手が繰り出される。将棋盤のまわりにダンボールをおいて風除けにしたのだ。会場からは「ダンボール囲い」との声があがる。対局者は立ち上がったり膝立ちになっての対局。これはなかなかないことだろう。世界初かもしれない。
重要局面に至り、竹俣ペアが会場からの一手を使用。弱そうな人を見つけて、相手に悪手を指してもらうのがねらいだ。人選に難航するが、加藤が指名したのは一生懸命に手をあげていた男の子、ではなくて隣のお母さん。ちなみに子どもの棋力は四段だという。選んでいたら大変なことになっていた。
壇上にあがったお母さん、銀を使うことだけは息子に聞いていたようで、打ち場所を必死に考える。結果は相手玉をしばる見事な一手。つるのペアが押し切った。
決め手となる一手を指すつるのは、腕を高らかにかざした。さきほど1局目で加藤がやっていたことの再現だ。つるのは「8八金」と言って駒を打ち下ろしたが、そこは8八でなく8二であった。会場は失笑。続いてかりんも高々と腕をかざす。これには盛り上がる。
終局後、加藤は四段の子どもに憤慨してさかんに笑いを取っていた。
トークショー
全員そろっておはなし。話題は閉店するみろく庵のことや「将棋フォーカス」でかりんの後任を務める向井葉月について。あとはイベントのこれまでと今後。

将棋とは関係ないが、つるのは江の島で釣り大会をやってみたいらしい。出演者が各自で配信して、それを見られたら面白いじゃないかと。実現を楽しみにしたい。
じゃんけん
最後はお楽しみのコーナー。サイン色紙とつるののグッズを5人にプレゼント。徐々に人が決まっていって、最後のひとりがどちらかというステップになった。残ったのはどちらも男で、大人と子どもがひとりずつ。ここで、大人のほうがさっそうとゆずってかっこよかった。つるのが「彼氏を募集中ならぜひこの方を」と会場に呼びかける。そんな感じでイベントが終わった。一日中、笑いっぱなし。来年もまた来たい。
昼食
ドンキで買ったあげぱん(シュガー味・きな粉味)。計168円。

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食べてたらトンビに持っていかれてしまった。すごく悔しい。3/4は食べ終えていたから実害はあまりない。ただ、いつも注意してるのに今日は油断してたなあと。周囲の注目も浴びて、ああ恥ずかしい……。
気を紛らわすべく、灯台キッチンでアメリカンドッグを買う。300円。

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味があまりない。ケチャップとマスタードをダルダルにかけないとアレかも。