代ゼミシュラン第5回元井太郎(古文)

受講講座(02-03)

ハイレベル古文文法(選択講座):通年
必殺古文難関私大編(単科):2学期

基本情報

読みは「もといたろう」。本名井上基という説があるが、本当かどうかは不明。学部は東大、院も東大で博士課程単位取得退学、だったかな。
ハイレベル古文文法では毎回、雑談あり。吉野とはちょっと違って、マニアックな笑いで、これまた面白い。
文法の授業は、ほかの講師のやり方とまったく違い、単なる文法の設問よりも、それが具体的な問題としてどのように問われるかを重視する。
毎回何色かマーカーを持参のこと。「さっきのとは違う色で」みたいないいかたをされるので、別に好きな色でいいと思う。復習の仕方もきちんと教えてくれる。
必殺古文ではほとんど雑談をしない。全訳はテキストのうしろにすべてついている。毎回、本文を彼がざっと音読し、読みの問われそうな単語をチェックしたあと、いきなり設問の答えを全部確認する。そしてこの問題を何分で解くべきか、何分で解けば、現代文に時間を回せるか、を説明。そのあとで、設問を「こうやって解けば時間がかからない」「ここを根拠にして解くのが正しい」というふうに解説する。その過程で、本文のつながりを必要なだけ見る。設問の処理が終わったあと、さらにチェックすべき単語等を本文に戻って確認。
ペンについては上にも書いたけど、4色ぐらいあるといいかな。板書は字が小さいこともあるが、指示を聞いていれば書き写せる。声量は雑談に入ると小さいこともあり。前のほうに座るのがいい。

所感

ハイレベル古文文法は、この人の授業以外に出てはいけない。理由は出てみればわかるけど、ほかの先生は文法問題を解くためだけの授業になっているから。彼の文法がサテライン放映される時間にほかの授業があるんなら、そっちを切ったほうがいい。それぐらい元井のハイレベル古文文法には出る価値がある。
必殺古文は、2学期のみの受講だけど、それでもかなり役に立った。合格はこの人のおかげだとさえ思っている。彼の根拠をしっかりと求める姿勢は、英語の佐藤ヒロシにも通じる。
ハイレベル古文文法に出ているなら、ぜひ夏か2学期あたりで1回取っておくのを勧める。本科でこの人の授業があるクラスなら絶対出席のこと。