『しのそのへ』

「市営施設探訪マガジン」。以前から気になっていたが購入はせず、はてなブックマークへ入れるにとどめていた。
最近ふと思い出して制作者のサイトを見ると、vol.5まで出ているうちのvol.1「群馬県号」が在庫なしになっている。
ここであれが発動。手に入らないものは急にほしくなるってやつだ。もっとも入手は困難ではなかった。取扱店のなかにネット販売しているところがあり、そちらではまだ在庫があった。しかも私が購入した店は送料も無料なのがうれしい。
ちなみにだが、送られてきたそれを見ると「2012年3月第二刷発行(祝・増刷!)」と書かれていた。ということは「在庫なし」だが、今後も増刷があるのかもしれない。

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購入を控えていた理由は、読むのが大変で積読になるといやだったから。しかし実際に目を通すとイラストたっぷり。30分ぐらいで読める分量になっている。
特にvol.1は、登場する5つのスポットがひとつのルートということもあり、旅行記のように通読できる。期待にたがわず面白かった。
それで続きも買うことにした。鎌倉に「Books moblo」という取扱店があったので自転車で出かける。vol.1-3が置かれており、2と3を購入。
リアル店舗でわかったのは、透明の袋入りが標準だということ。vol.1を見たときは、郵送時の水濡れ防止に販売店がつけたのかと思っていた。

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vol.2は「千葉県号」。どうも制作者は自転車で移動することにこだわりがあるようだ。アンデルセン公園の説明に、「レンタサイクル情報も見つけられず」と書かれている。こういうところは信頼できる。つまり、タクシーでびゅーっと行ってるようだと「探訪」ではないと。逆になんでタクシー乗らないのという人には向かない雑誌であるともいえる。
vol.3は「愛知県号」。あえて名古屋市をはずすという趣向が面白い。瀬戸蔵ミュージアムが「必訪」ということなので、いつか機会があれば。あとホテルの部屋にゴキブリが出て、殺虫剤で退治してもらう場面があるが、私としては黒いやつよりも薬剤の悪影響が心配だなと。案外こういうところが人間の価値観の分かれ目なのかもしれない。