小説新潮』9月号

特集「ロックは大人の楽しみ」内で、短編「白髪のニール」を書いている(画:こころ美保子)。高校二年の夏休み、僕たちは富田先生に頼まれ、ギターを教えることに。先生が弾きたかったのはニール・ヤング。自分たちの練習時間をつぶし、僕たちは先生を鍛えた。あれから二十八年が経った夏…。
ロックについての物語って、単にロックという名のもとにあるというだけですべてが美化される話が多い。別にそういうのは嫌いじゃないのだが、いつもいつもそんなのばかりだと物足りない。この短編はただの「ロックの押し売り」になっていないという点で好感が持てる。名作だ。
なお、次号予告には「新連載スタート!/重松清/久々の長篇小説」とある。

コミックチャージ』9/4号(NO.11)

「スモールワールド」第7話「王国」掲載(全22ページ)。次号で最終回とのこと。

yom yom』vol.3(2007/3)

短編「ドロップスは神さまの涙」を書いている。
なお、この『yom yom』だが、vol.2まであった「『小説新潮』別冊」という記述が今号から消えている。