ストレンジ・デイズ/1999年12月31日』

ハート・ロッカー』のビグロー監督による1995年の作品。主人公の男*1は、ある装置とディスクの売人をしている。それらを使うと、他人の人生のひとコマを、まるで当人のように体験できてしまう。最初はセックスシーンなど娯楽目的の使用で済んでいた。それがのちのち、やばい事件に巻き込まれていく……。
傑作サスペンスだなと思った。何を、そして誰を信じればいいのかわからない世界。2000年を迎えるにぎやかな街で、多くの人は事件のことなど知らずに騒いでいる。そんな描き方がいいなあ、と。
不満をいうと、体験ディスクの活用がそれほどなされていない気もする。もっとダイナミックなストーリーが書けたのではないだろうか。

ドゥームズデイ

「デイ」つながりで選ばれたのであろう本作。まったく面白くなかった。まず壁のなかにいる人類が、インディアンのような顔で凡庸すぎる。そして繰り広げられるアクションやカーチェイスがしつこい。封鎖された世界という設定が、まったく無意味になっている。
ただラスト5分ぐらいの急展開には意外性もあり、途中で帰らなくてよかったとは思う。

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以上2作、浅草中映にて。一般1300円。11時までに入場すると1000円。ただ公式サイトにある割引券を使えば、いつでも1000円にはなる。
その割引券をもっていった。券売機でどこを押せばいいのか迷っていたら、とりあえず学生か女性の1000円のやつを買ってくれとのことだった。
客席は2Fまである。くどいほど禁煙のアナウンスがなされるが(1分間に6回ぐらい)、それでも吸う人がいるのだろう、空気はよくなかった。あとは作品間のインターバルが短い。トイレいったらそれでほとんど終わり。予告もない。

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上野から合羽橋本通りを歩いて浅草へいった。七夕飾りがきれいだった。あとはスカイツリーって上野からすでに見えちゃうんだな、と。

*1:この役者は『ハート・ロッカー』にも出演。