CSは5・6戦目の券だけ買っていた。それまでに決まれば出かけずに済むからいいなあと思っていたが、相手のリーチで回ってくるとはね……。気が重い。
先発はライオンズがウルフ、ホークスは高橋礼。ウルフはクオリティスタートできるかどうかレベルのピッチャー。つまり、勝負の行方は高橋礼を打てるか次第なのかなと。
で、初回にいきなり3失点。しかも取られ方がひどい。バントで送ろうとした明石にデッドボールでアウトが増えず。続くグラシアルのバントも一塁セーフ。まあ、これはグラシアルがうまかったか。そして柳田に外野を抜かれてしまった。きつい展開。
2回表、1アウト二塁。上林の打球はファーストライナー。山川が飛び出したランナーを狙って送球。セーフと判定されたが、リクエストで覆った。正直なところセーフ・アウトよりも、山川が雑なボールを放ったことへの怒りがおさまらない。
2回以降ウルフが0を並べて、迎えた5回裏。高橋礼から三連打と内野ゴロで2点。2アウト一塁になって、ランナーの秋山が盗塁。タイミングは完全にセーフだったが、判定はアウト。もちろん辻監督のリクエスト。これの待ち時間が長いこと長いこと。はねた土と重なったりして、確実な映像が出なかったか。レフトの長谷川は西田と目を合わせた。そしてちっちゃくセーフのジェスチャー。それぐらい、タイミング的には疑いがなかったんだろうが……。
6回表、塁審へのブーイングでざわめきが残るなか、柳田が一発。たかーくあげて、スタンドまで届かせた。「かち上げる」ってやつかな。
6回裏、浅村のソロでまた一点差に。
8回表、1アウトから松田をフォアボールで出し、西田がバント。サード中村が突っ込んできて二塁送球も楽にセーフ。アウトが増えない。初回の守りと重なってしまう。ランナーがふたりになって、内川の打球はセンター後方へ。秋山がぎりぎりのところでグラブにおさめて救われる。これはビッグプレー。しかし続く上林がスリーベースで走者ふたりを迎え入れる。いったんこらえたあとだけにショックが大きい。
9回裏、2アウトから中村がソロ。ホームランの予感しかしなかった。打ってやっぱりねという感じ。まえにも3戦目でソロっていうのがあったんだよな。それを思い出してた。いま検索したら2006年のことだった。
再び一点差には詰め寄ったが、森が倒れてゲームセット。まえに座っていた小学生の女の子、男の子が涙していた。個人的には悔しさを感じるほど球場に行けていない。泣けるのがうらやましかった。
試合後は帰るタイミングを逃して、しばらく球場へ。工藤監督、柳田のインタビュー、ホークス選手たちのあいさつが済み、最終戦セレモニー。負けた後にセレモニーはどうかと思ったが、見ておいてよかった。
選手会長の増田が月並みな言葉を述べたのち、辻監督のあいさつ。涙で話ができない。これにはグッときた。「まさか最後になるとは思わなかった」と。さっきの小学生は再び泣いていた。気持ちが選手にも伝わるよう祈りたい。
優勝ペナントを手にグラウンド一周。レフト前までやってきて、引退する松井稼頭央の胴上げ。見逃してたらすごく後悔しただろうな。帰らないでよかった。
選手がビクトリーロードに着いたのち、稼頭央がひとりでレフト前にやってきてあいさつ。そして、戻る途中でショートのポジションにひざまずく。おそらくスタッフが指示した演出だろう。それを考慮しても素敵な絵だ。現役最後までかっこいい男だった。
得点経過
1回表、柳田が左中間へ走者一掃のタイムリーツーベース。（ソフトバンク3-0西武）
5回裏、森がライトへタイムリー。（ソフトバンク3-1西武）
5回裏、メヒアのショートゴロ併殺の間にランナー生還。（ソフトバンク3-2西武）
6回表、柳田が右中間へソロ。（ソフトバンク4-2西武）
6回裏、浅村がセンター左へソロ。（ソフトバンク4-3西武）
8回表、上林がライトオーバーの2点タイムリースリベース。（ソフトバンク6-3西武）
8回裏、浅村の内野ゴロの間にランナー生還。（ソフトバンク6-4西武）
9回裏、中村がレフトへソロ。（ソフトバンク6-5西武）
移動
藤沢9:00発→（小田急線・快速急行）→新宿9:58着
西武新宿10:19発→（西武拝島線直通・急行）→萩山10:50着
萩山10:55発→（西武多摩湖線）→西武遊園地11:02着
西武遊園地11:07発→（西武山口線・レオライナー）→西武球場前11:15着
西武球場前17:26発→（西武池袋線直通・急行）→所沢17:38ごろ着
所沢17:40発→（西武新宿線・急行）→西武新宿18:15着
新宿18:29発→（小田急線・快速急行）→下北沢18:37着
下北沢18:57発→（小田急線・快速急行）→藤沢19:47着
昼食
おむすび権米衛（西武新宿ペペ店）で買ったおむすび4つ（チーズおかか玄米×2、明太子×2）。計640円。
