オリックス×西武(15回戦、京セラドーム大阪)

3連勝

序盤の大量点で、きのうと違い安心して見ていられた。
問題は最後の宮田。先頭バッターをストレートのフォアボール。ずるずるいきそうなところを、次の李大浩が初球のボール球を空振りしてくれて助かった(出塁率4割近いバッターなのに……)。しかし、結局アウトはこの李大浩からとっただけ。塁を埋めて降板した。
打ち込まれてからでもいいかなといったんは思った。ただ、宮田へ簡単にチャンスを与えない姿勢を見せたと考えれば、そう悪くもないか。

メモ

球場内に公衆電話ってあるのかなと探す。結局は見つかったが、白系の壁にシルバーの電話機だから、危うく素通りしそうだった。細い隙間で、静かに通話できる。
場内アナウンスが、オーティズ(Ortiz)のアクセントをoじゃなくてiのほうにつけていて、いい仕事してるなあと思った。
スタメン発表後のイベントは、2組のチアによる演技。1組目が生駒市のクラブ「STYLEY」。きれいにそろっていて、この手のものには珍しく、外野からでも楽しめた。小さい子もいるのに、「お遊戯」感がまったくなくてよかった。2組目は尽誠学園の生徒たち。香川からだとけっこうな遠征だ。ここで演技する経緯は何だろう。
試合前、後藤の1000試合出場・1000本安打の表彰。
2回裏、1アウト1・3塁で川端ショートゴロも、スケールズの併殺崩しで浅村は1塁送球ならず。そこまできついスライディングだと思わなかったが、投げないのもひとつの見識だし、複数ポジションこなす人に多くを求めるのは酷だな。
4回裏、後藤が低めの、他のバッターなら決して手を出さないボールを打ちにいって、ショート後方へふらふらっとしたフライ。彼のバッティングはファンタスティックで、見ていて楽しい。
8回表、ライトへのヒットでファーストを回った炭谷が、塁間で挟まれる。思わず頭を抱えた。わざと挟まれてランナーの生還をねらったわけではないよな、あれは……。
ヒーローインタビューはヘルマン。菊池は3失点ながらも被安打10で打たれすぎだからね。ちなみに菊池は、昨年プロ初勝利をあげたとき以来の京セラでの登板だった。

応援メモ

4回表の攻撃前、応援団の方が「何気に向こうのほうがヒット多い」と話していた。その後の大量点だったわけだが、ちょっとした情報を入れて、気持ちを高めてくれるのはうまいなあと思う。
7回表、中村へのコールは「ハッピー/バースデー」から「バースデー/アーチ」。
オーティズの応援歌は「TEXAS FIGHT」のものを使っていた。歌う機会は1-9だけだったかな……。

2次会

きのう大事なところで打ったのに、きょうは出塁なしに終わった中村へのコール。「毎日/打って/中村」
ここから次のヘルマンに「デイリー」と英語でいく流れが面白かった。

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「優勝する」と口に出す、例の言霊の話を応援団がしているとき、グラウンドでは社会人向けイベントがおこなわれていた。そこに西武鉄道100周年記念ユニフォームを来た男性の姿が……。
「西武ファンがいるから、あそこに向かって(優勝すると)いってみよう」てなことで、スタンドのファンは彼のほうへ手を振ってみたりする。しかし、男性はあたりを見回しきょろきょろ。「誰に手を振ってるの?」という様子だ。その間、左のほうでは別の女性が手を振り返してくれて……。
最後には男の人も気づいたようで、よかったよかった。

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あとは、アジアシリーズ出場を祈願するキャンペーンの話。JR東海の「そうだ 京都 行こう」にかけて「そうだ 釜山 行こう」。
11月の韓国、私は寒いだろうなと勝手に思っていたが、釜山だと京都と同じぐらいの緯度。というか、北だと寒くなるから(南寄りの)釜山で開催するわけか。

得点経過

1回表、ヘルマンが右中間に走者一掃のタイムリー3ベース。(西武3-0オリックス
1回裏、T-岡田のファーストゴロを中村がエラー。(西武3-1オリックス
2回裏、川端のショートゴロが併殺崩れになる。(西武3-2オリックス
3回表、中島が左中間へソロ。外野席の下にあるレストランへ入ったから、ホームランとわかるまでに間があった。(西武4-2オリックス
4回表、熊代がセンター前にタイムリー。(西武5-2オリックス
4回表、栗山がライトへ2点タイムリー。(西武7-2オリックス
4回表、中島がレフトフェンス直撃の2点タイムリー。(西武9-2オリックス
7回裏、後藤がレフトへタイムリー2ベース。レフト・センターの中間あたりの打球。秋山に任せれば、2塁が際どくなかったかも。(西武9-3オリックス

NPB公式より

試合時間:3:18
観衆:14142