「いい人に会う」編集部編『忘れられない、あのひと言』(岩波書店、2009/4)

タイトルのとおり、全60人が自分にとって忘れがたき言葉について、思い出を披露している。
とりわけ印象に残ったのは、玉村豊男さんの「自分からあきらめたような物言いをするな」(p.14)と、鹿島茂さんの「完璧主義で、強くなってから進もうと考えて下準備ばかりしていたのでは、強くなったと思ったときには、もうすべてが終わっている」(p.34)のふたつ。