2009-01-22 天童荒太著『悼む人』(文藝春秋、2008/11) 読書 初めて読む著者だが、「石原正康の作家掌握術」*1でおおよそどういう人なのかは知っていた。 本書を読んだ感想も、そこで得た印象に違わない。書きたいテーマを明確に持っていて、それを小説としてどう表現するかということに、ものすごく腐心しているなと思う。 - 誤植? p.260の末尾「文字は判読できないから、」 p.261の冒頭「 34や22などの数に、人間の証を読み取る。」 続きの文章なのに、なぜか一字アキ。 *1:朝日新聞2004年2月7日付。