西武×日本ハム(17回戦、西武第二球場)

サプライズ

別記の人身事故により、4回頭からの観戦。
ライオンズ3点リードで8回裏、1アウト。打席には貝塚が入る。そして、ここでネクストに登場したのは、なんと「4 H.TAKAGI」。予期せぬ登場*1にびっくり。カメラを持った人たちが、そばに寄ってくる。
貝塚は倒れ、2アウト、ランナーなしで「代打高木浩之」のアナウンスがなされる。大きな拍手が長く続く。
マウンド上はこの回から登板の糸数。初球は高めのストレートを見逃し。2球目は真ん中。しっかりとらえたが、セカンド正面のゴロになってしまった。しかしきょうは、凡退という結果よりも、強い打球がいったという内容のほうを評価してあげたい。
9回表の守備にもつく浩之。もちろんセカンドだ。このイニング、ちょっとファイターズの攻撃が長くなったが(別記)、最後はサードゴロが2塁に送られてゲームセット。
私はセカンドゴロで終わりになってくれないかなと思っていたのだが、浩之のグラブにボールが収まった状態での試合終了も悪くない。
ラストでハイタッチの出迎えに戻ってくる浩之。それが済んで、グラウンドに選手の輪ができる。やはりというか、照れて嫌がる浩之だが、周囲が無理やり引っ張って、連れていく。そして胴上げが始まる。
1回目、体が小さいからか、すごく高々と舞う。2回、3回、だんだんバランスが崩れてきて、高さが低くなる。できれば、背番号と同じ4回までやってほしいのだが……。3回にておしまいであった。最後まで見届けたファンからは、あたたかい拍手が起こった。

中田翔「偽ホームラン事件」

9回表、先頭バッター中田の打球はライトポール際へ。ホームランかどうか微妙な打球で、当然審判の判定が求められるケース。
塁審を見ると、手を広げるでもなく、ぐるぐる回すでもなく、まるでストライクと宣告するかのようなポーズ(に遠目には見えた)。中田は2塁付近でいったん止まる。
しばし間があり、中田が再びキャンバスを回り始める。どうやらホームランのようだ。
片平監督(?)が審判に確認へいくものの、判定は覆らず。この間、ライオンズファンの女性が、ファイターズベンチに向かって、「えっ、いまのいいんですか」「うわっ、せこいホームラン見ちゃった」などと口々にののしり、周囲から笑いが起きる。かわいい女の子のヤジはいいねえ。

スコアボード

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
日本ハム 0 0 0 2 0 0 0 0 1 3
西武 3 1 0 2 0 0 0 0 × 6

得点経過(3回以前はファイターズのサイトより推測)

1回裏、ボカチカの2ランと三浦のタイムリー。
2回裏、佐藤のエラーにより1点追加。
4回表、今成がライト線へ2点タイムリー3ベース。
4回裏、高山がレフトへ2ラン。
9回表、中田がライトへソロ(別記)。

NPB公式より

試合時間:2:27
観衆:391

*1:上の優勝争いがもつれた場合、引退試合ができなくなるのを考えたか。イースタンはあと1試合、26日に戸田で最終戦があるが、相手主催だし、もしきょう、上の優勝が決まらなかったら、北海道に浩之も帯同するかもしれない。そうなると、きょうがイースタンでは最後の出場機会ということになる。