2日続けて購入記だけど、きょうは多少の情報価値があるからいいか。
きょう、三省堂の神田本店で18:00からサイン会があった。私は前2作が未読なので、いくつもりはまったくなかったのだが、きょうの試験が終わり、ネットをぶらぶらとながめていたら、サイン会の日だということを思い出し、三省堂の電話番号だけめもった(今から参加できるのかどうか)。高田馬場駅近くから電話したら、若干余裕があるということで、御茶ノ水に降り立った。余談だけど、こういう場合の「若干の余裕」っていうのは、たいていの場合、建前だけど、きょうは本当に若干みたいだった。
久々(1年半ぐらいぶり)に明治大学の前を歩いて、三省堂へ。レジで整理券を受け取り、3Fで見たい本をチェックしたのち、8F会場へ。
入口のところで、整理券を持っているかどうか確認がある。それで、列に並ばされるのだが、トークもなく、ただ単にサインだけっていうときは、椅子が置いてないことに驚き。
私がついたとき、すでに70人ぐらい、中にいた。客層は、金原さん(1983年生まれ)と同世代ぐらいの人たちと、いかにも神田神保町なおじいさまがたに二分。前のほうにガードマンが2人もいて、ちょっとびびる。
金原さんは、入口のところからくるのかなと思っていたら、出口になるところがぱかっと開いて、地味に登場。
写真撮影は、「2ショットは無理ですけど、お客様がいるところからなら可能」ということで、いっせいにフラッシュがたかれる。だから、たぶん、どこかしらに写真がアップされてるんじゃないかな。
サインは「金原さんのご好意により、『AMEBIC』にはお客様のお名前と金原さんのサイン、芥川賞受賞作『蛇にピアス』と『アッシュベイビー』にも1冊ずつ金原さんのサインがしていただけます」ということだった。けど、おじいさまがたばっかりだったかな、既刊にもサインもらってるのは。
私の前の前に並んでいた男性2人組が、サインもらう様子をビデオに収めていた。あとで会場出たところで、何やらインタビューもされていたみたいなので、下のサイトに使われたりするのかな。ちなみに、ここからは花が贈られていた。
http://www.s-woman.net/kanehara3/
金原さんに危害が及ばないようになのか(たぶんそうだろうな。普通ガードマンなんかいないし)、サインをもらう際には、係員にかばんを預けるようになっている。
私の順番がきて、サインをもらい、ずうずうしくも「握手していただけますか」といったら、こころよく応じてくれた。けど、やめるべきだったな、いま思えば。ひょっとすると、ナイフを持っていて刺されたりしないかな、とか考えていて、内心ひやひやしながら手を出したのかもしれない。きょうのサイン会の進めかたとガードマンを見ると、そんなことを思ってしまう。
まあ、でも、周りを見れば、ガードマンがいることなど気にかけず、予想外にもまったりとした雰囲気で、いいサイン会だったのではないかな、と。