「映画のすべて マスターズ・オブ・シネマ」

きょうは塩田明彦さんがゲストということで、聞きにいった。
私はこの授業を履修しているわけじゃないので、よくわからないんだけど、学生は事前に『どこまでもいこう』を見ていたらしい。けど、授業の中でも一部分を流して説明してくれた。
講義はずっと、『どこまでもいこう』のメイキングみたいな話。小学校5年生という存在、団地のヒエラルキー、音で感情を表すこと、水面の揺れなど、監督自らが映画にこめた意味について語ってくれるとっても貴重な機会だった。
話が終わり、質問コーナーに移ろうかというとき、監督が手元にあった水をこぼして大慌てする一幕もあり。
最後に本を1冊紹介した。黒沢清著『映画の授業 映画美学校の教室から』(青土社ISBN:4791761162)で、これに塩田監督も書いている。それぞれのいっていることがばらばらなので、自分でいいなと思うところを参考にしてほしいとか。