代ゼミシュラン第7回

宮下典男(漢文)

受講講座(02-03)

センター試験私大漢文(選択講座):2学期から3学期。

基本情報

早大卒。今の早稲田の学生は、(サンダルや裸足ではなく)きちんと靴を履いて学校にいくようになってしまったと嘆く。お子さんは男の子2人だったかな。私が通っていたとき、家族で横浜校に遊びにきたことがある。家も横浜から相鉄線でいくつかいったところにあるという(本人談)。
授業に占める雑談の割合は、全代ゼミ講師でもトップクラス。かなり面白い。吉野みたいにまとまってするのではなく、細切れに5個も6個もネタを披露。中国の話が多いけど、それを知っていたからといって、問題が解けるわけでもない。そういう話は(雑談以外の)授業のほうできちんとする。
授業は、先に設問に目を通し、「この選択肢は設問部分を見ただけで、文法的、意味的にありえない」というものをチェックする。センターレベルだと、そういうのがけっこうあるということは、みなさんおわかりかと思う。そのあと、問題文を読んでいくのだが、その合間で立ち止まり、重要単語、重要語句(単語の場合は意味が重要だけど、語句の場合は用法が重要)、文法で大事なものがあれば、チェックする。設問が解ける箇所にきたら、それを処理。
ここまで書いてきただけでは、普通の授業をする講師と思うかもしれない。だが、彼の真骨頂は、設問を解く際の場合分けにある。「この設問のアとエは、再読文字をどのように考えているかで、違っている」とか、私たちが頭の中でさらっと考えるだけで、あまり意識していないことを、授業では重点的にやっていた。この姿勢は彼の著書『宮下のまかせろ!即解センター漢文』(代々木ライブラリー)でも一貫している。

所感

文ではあまりよさが伝わらないけど、授業に1度出てみてほしい。私は1学期に工藤に出ていたけど、2学期から宮下に変更した(英語の仲本を切ったので、サテラインの時間を空けられた)。やっぱり宮下のほうがかなりいいと思う。工藤はがちがちの漢文初心者向けかな。まあ、そこらへんは両方出てみて確認するのがいいだろう。
ノートはルーズリーフタイプのほうがおすすめ。詳しくは忘れたけど、知識編とか構文編とか、3種類ぐらいに分けて板書するので。
ペンは使わない。板書は字が小さい。声量もたまに小さいので、前のほうに座るのがいい。
下記は、更新が止まってるけど、彼のサイト。音が出るので注意。
http://www.ne.jp/asahi/china-amusement/miyashita88/

工藤朗子(漢文)

受講講座(02-03)

センター試験私大漢文(選択講座):1学期。

基本情報

雑談はするけど、夫のことが中心で、自分について語らないので、素性はよくわからない。
授業は、問題の解説よりも基本事項の説明に時間を割く。初学者でもわかるレベルで話が展開される。
ペンは3色ぐらい使ったかな。板書はレ点とかが小さいことも。前のほうに座ったほうがいい。声量は十分すぎる。声優みたいな声を出す。

所感

やってることが基本的過ぎる。初学者にはいいのかもしれないが、そういう人はのんびり授業に出るよりも、参考書で自学したほうがいいような。
2学期の最初に宮下に出てみて、実力にはかなりの差があるなと感じた。