過去2年、「ザ・ノンフィクション」では整形シンデレラオーディションの裏側に密着した作品が放送された。
2019年版が別であるのかはわからないが、今回は参加者ではなく治療する側にフォーカスをあてている。
主役である医師の山口は2018年版*1にも登場していて、かなり印象に残っていた。
そこではマスクなしで外出できない女性が手術を受ける。私からすればめっちゃカワイイ部類だ。それなのに整形をのぞむことに少し驚いた。山口は彼女に対して、外出できないのと顔の問題は別だから、まずマスクなしで出かけるよう命じる。
このエピソードには考えさせられた。手術の仕上がりだけじゃなくて、心の持ち方も大事なんだなと。
さて、本作は主にみっつのパート分けができる。ひとつめはやはり山口のカウンセリング。ふたつめはクリニックを運営する立場での姿。最後はふたりの子と妻がいる家庭での山口。
後者ふたつは特に面白い話は出てこない。こんな人なんだなという興味は満たされるが（笑）
今回、山口のもとをたずねるのは有村藍里。キレイな人だ。妹と比べたらかわいそうだけどね。
そんな女性が整形したところで変わるのかなと思うんだけど、これが変わるんだよな。マスクの人のときもまったく同じことを感じたけど……。
泣くほど深刻に思い詰めてる人は、誰でも選択肢になりうるのかなと思った。
3/3、フジテレビにて放送。
*1:「シンデレラになりたくて……2018」。前編7/1、後編7/8放送。
