西武×楽天(16回戦、西武第二球場)

イントロ

朝3:30起き。始発に乗り込む。西口にかんしては、そこまで強い思い入れはない。ただ、私が中2のとき(1997年)の活躍はすごくて、同級生の西武ファンとよく話をしていたのが懐かしい。そこから数えても18年か……。ずいぶん遠くまできたなあ。
7:45に第二球場へ到着。すでに階段下の扉は開いていて、列は40人ほど。ライト側ポール付近、赤い舗装の切れるところが最後尾。それとは別に、1塁側ベンチを確保済の方も。
開場は12:20過ぎ。大行列になっていたものの普段どおり。と、ここでトラブル発生。
入場待機列とは別に、並ばないで練習見物していた人たちが、ドサクサにまぎれて侵入してしまったのだ(下図の黒が待機列。赤が横入り)。

私の近辺では、「これじゃ意味ないよね」「係員がしっかりしないと」という不満が聞こえた。まったく同感。さらには「ズルしないでください」と叫ぶ声も。球場スタッフかあるいは協栄の人かはわからないが、猛省してほしい。

西口文也


投球前、観客から「がんばれ」コールが起こる。初回は三者凡退。2アウト目のピッチャーライナーは、私からだとフェンスの支柱と重なる場所。「あれ、ボールどこにいった? 取ってたのか!」みたいな。口には出さないが……。
2回はレフトへのファウルフライが犠飛になって、1失点。
3回は無失点。そして4回表は2番手の小石がマウンドへ向かう。とここで西口が降板とわかった。斉藤一美さんのツイートによると、3-5イニングが予定だったそう。西口はベンチの面々と握手をかわしている。観客は拍手。やがてブルペンのほうへ移動。途中でイーグルス3塁コーチの礒部とも握手。礒部は年齢が1個違い。最後にブルペン待機の投手とも。
西口は4回表のイーグルス攻撃おわりだったかな、レフトの奥から姿を消していった。

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ショーとしての引退試合ではなく、普通の登板だったのでしんみり感はなかった。ドームの鳴物も聞こえてきたし。
西口を見終えて隣に移る人も多かった。5回裏が終わるころには観客が半分以下になったかな。

試合

上述のファウルフライで2回表にイーグルスが先制。
4回裏に星がライトへ2点タイムリー。これで西口の負けはなくなった。
5回裏にはセラテリがレフトへ犠牲フライ。飛距離が少し危うかったが大丈夫。
スコア的にはこの3-1で終わった。
他に印象的なことをいくつか。2回裏、1アウト1塁から内野ゴロ。ランナーの山川が1塁送球を手に受けてしまう。3塁塁審・村山(きょうは3人制)のジェスチャーで併殺成立はわかったが、親切にマイクでの説明もあった。「山川が手を上にあげた」と。公認野球規則7.09(g)。
きょうは同じく引退を表明している森本も1番センターで登場。4回に逆転の足がかりとなるヒットを打った後の守り。「手を上げて」というファンのリクエストにたいし、手を下げてブラブラ。さすがのエンターテイナー。8回表には前方へのライナーを好反応でナイスキャッチ。笑いと守備と……。きょうの試合に森本稀哲という選手が凝縮されていた。

試合後

ミーティングの輪がとけたあと、西口がベンチ前でインタビューに呼ばれる。
1日を通じて印象的だったのが、何度も手を掲げてファンに応える姿だ。気高さがそこにはあった。

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試合後。階段を下りてくる西口をひと目みようと思うも、なかなか出てこない。結局18:00になっても姿を現さず断念。ツイッター情報によると、このときすでに帰路についていたそうな……。

NPB公式より

試合時間:2:40
観衆:2002