西武×楽天(4回戦、熊谷運動公園野球場)


熊谷で1軍はできるか

昨年、上田知事に優勝報告をした際、大宮や熊谷での公式戦を増やすように要望されている。そうして大宮は3試合になったが、熊谷での1軍開催は見送られた。そんな熊谷ってどういう球場なんだろう。そう思ったのが、きょう観戦した理由。
それで見てきた感想だが、1軍をやるにはいろいろ困難があるかなと。まず大部分を占める外野が芝生席のため、どれだけ人数を入れられるのかがわからない。この球場は、よそなら内野席があるはずの部分まで外野席なのだ(2枚目の写真参照。スタンドの切れ目から先はもう外野)。
おまけに、席があるバックネット裏部分も、独立したものではなくベンチシート。チケットはどうやって売るのだろう。ネット裏自由席にするか、はたまた番号をつけて指定席にするのか。
あとはブルペン。ふたり分のスペースはあるが、近寄りすぎ。そしてスタンドからも近すぎ。
……と、以上のような問題点はあるが、思い切って開催してみるのも面白そう。さすがに熊谷までくれば、所沢とは違うお客さんもきてくれるだろうし。

試合雑感

この試合の勝敗にさして意味はないだろう。イーグルスが打たれても打たれても先発の寺田を粘り強く投げさせたがゆえのスコアなのだから。
藤原はカーブが有効に使えていた。1巡目と2巡目で明確に組み立てを変えた岳野のリードも奏功。
三井はこのようなピッチングが続くと、シーズン終了後が不安だ。別格だと思えるようなところがないもんな。

抽選会

10:00ごろ到着。その時点で列は40人ほど。抽選のシステムは、箱のなかから券を引き、当たりなら番号が紙に書かれている、というものだった。はずれだったら、列の最後尾にもういちど並んで再挑戦できる。
10:30抽選スタート。ほどなく私の順番がきて、取り出した紙には5と記載されていた。番号は1-7まであり、それによりサインをもらう選手が決まる。当選が100人だから、ひとりあたり14-5枚のサインを書くことになるのかな。
11:15過ぎ、選手が姿を現す。いったい5番は誰だろうと待っていたのだが、どうやらきた順に1番から着席したっぽかった。それで5番は一応WBC代表だった彼。他のメンツも若獅子が中心であった。
選手登場後は、段取りがあんまりよくなかったな。

星秀和売店

いったん入場した後、焼きそばを買おうと外へ出る。すると星の姿が。さらに彼の後ろから、イーグルスの47番(松崎)が寄っていき、「サインください」と星にからんでいた。ウインターリーグとかで知り合ったのかな。
売り物をながめた星は「かき氷と、あと焼きそばっていくらですか?」だってさ。ファームの選手だと、そこらへんも計算しながらの生活か。

帰路

試合が終わり、軽くスコアボードの写真を撮ったところで、時刻は16:10。最寄り駅発の電車は16:20だが、徒歩20分かかる。あきらめるか。
しかし、その次の電車は17:12で50分以上あいてしまう。よって、無我夢中のダッシュを敢行。間に合わせた。これであした筋肉痛になるのは決まりだろうな。
なお、アクセス方法として、ひろせ野鳥の森駅から徒歩のほかに、熊谷・籠原駅から「熊谷市ゆうゆうバス」というのもある。1回100円だから、時間が合えばこちらのほうが楽。ただし、あまり本数はない。

メモ

ライオンズ1塁側、イーグルス3塁側。
入場時にメンバー表・うちわ・ティッシュ・協賛企業のビラが入った袋が配られた。5月の頭とはいえ、きょうの熊谷は十分にうちわが役立つ暑さだった。
再入場は可。特にスタンプみたいなものはなく、また半券を見せればよかった。
ウグイス嬢は西武ドームの人。1回表の守備につく選手の紹介がフルネームだった。
チケットに番号が印字されていて、それを用いて5回裏終了後に抽選があった。下2ケタ「25」の人に熊谷の特産品だったかな。自分のは21。少しおしい。
ライオンズのファンは応援行為をしている人もいた。7-8人ぐらい?
本日は塁審ふたり。

球場関係メモ

内野自由席が1000円。外野自由席が500円。私は後者を選んだのだが、この球場は外野の範囲がすさまじく広い。ベンチの横はもう外野なのである。要するに、バックネット裏以外はほとんど外野扱いだ。
内野だとベンチシートだが、外野は芝生になる。それでも、外野はスコアボードの下など、日陰で観戦できるという利点がある。
外野席のポールからバックスクリーンにかけてのエリアは、傾斜が緩め。したがって、普通に座るとフェンスが選手にかかってしまう。椅子持参が通の観戦スタイルらしい。
バックスクリーン裏にトイレがある。そのトイレの裏を使って、レフト・ライトの行き来が可能。
ブルペンは外。外野側から内野側に投げる。フェンスのすごく近くに設けられていて、客が気になる選手もいそう。
イーグルスのアップは、隣の軟式野球場でやっていた。

得点

1回裏、大島がライトオーバーのタイムリー2ベース。
2回表、憲史が右中間へソロ。
2回裏、黒瀬が左中間にフェンス直撃の2点タイムリー2ベース。
2回裏、松坂がセンター前に落ちるタイムリー。
3回表、横川がライト線へタイムリー2ベース。
4回裏、松坂がレフトへライナー性の3ラン。
5回裏、ピッチャー前へのバントを、寺田が1塁へ悪送球。ランナーひとり生還。
5回裏、大崎がセンター前にタイムリー。
5回裏、大島がライト線へタイムリー。
6回表、横川がライトへソロ。
6回表、中川がレフトへタイムリーエンタイトル2ベース。跳ねたボールがフェンス最上部に当たりスタンドイン。
8回表、西谷が左中間へタイムリー2ベース。
8回裏、岳野のサードゴロを、中川がエラー。その間にランナー生還。
9回表、西村がセカンドゴロの間にランナー生還。

スコア

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
楽天 0 1 1 0 0 2 0 1 1 6
西武 1 3 0 3 3 0 0 1 × 11

NPB公式より

試合時間:3:06
観衆:2480