SKワイバーンズ×LGツインズ(練習試合、うるま市具志川野球場)

イントロ

オープン戦にそなえて前日入り。観光しようと思っていたのだが、韓国チームのキャンプ地情報*1でこの試合のことを知り、やってきた。
一応、『韓国プロ野球観戦ガイド&選手名鑑2010』(去年のもの)と韓国のウィキペディアで予習はした。場内アナウンスが一切なく、スコアボードに選手名を表示するようなこともなかったので予習の意味はあったかな。それでも両チームとも数人、??な選手*2が出てきた。

一方的な展開

SKのキャンプ地にLGを招いての練習試合。本球場のグラウンドを見る限り、とてもチャンピオンチームが利用する設備には見えない。NPBでいうなら、ファームの地方開催のなかでも、かなり悪いほうのレベル。
でも併設のドームは立派。外観しか見てないけどね。それにサブグラウンドには、屋根つきのブルペンもある。本体より周辺の整備に熱心といえるか。
試合はLG打線がSK先発のオム・ジョンウク(55)を攻め立て、2回終了時点で7-0と勝負あった。いや「攻め立て」というか、2回のオム・ジョンウクは暴投みっつにフォアボール・デッドボールひとつずつだから自滅といったほうがいいかもしれない。
きょう印象に残ったのは、SK2番手のキム・テフン(11)。力のあるまっすぐを思いっきり投げ込んでくる。度胸満点のピッチャーだ。

得点経過

1回表、イ・テククン(29)がレフトへ2ラン。(LG2-0SK)
2回表、イ・デヒョン(53)がライト前へ2点タイムリー(LG4-0SK)
2回表、パク・キョンス(6)のファーストゴロが野選となり、ランナー生還。(LG5-0SK)
2回表、イ・ビョンギュ(9)がライト前にタイムリー。(LG6-0SK)
2回表、イ・テククン(29)がレフト前にタイムリー。(LG7-0SK)
3回裏、パク・チョングォン(36)がライト線へタイムリー2ベース。(LG7-1SK)
3回裏、イ・ホジュン(27)が詰まりながらレフト前へ2点タイムリー。(LG7-3SK)
5回表、ソ・ドンウク(3)がレフト線へ2点タイムリー2ベース。(LG9-3SK)
5回表、パク・キョンス(6)がセンター前にタイムリー。(LG10-3SK)
6回表、パク・ヨンテク(33)がセンターへ大きな犠牲フライ。(LG11-3SK)
※以上、選手名のカタカナ表記は上述の名鑑および「韓国プロ野球応援サイト ストライク・ゾーン」から借用。

メモ

ハーフスイングの判定を求められた1塁塁審のコールは「ボール」と聞こえた。日本では「セーフ」ということが多いように思うが、本場はどうなんだろう。
スコアボードは得点とカウント・判定、どっちのチームが攻撃中かの表示にのみ使用。選手名はなかった(掲示するスペースはある)。
両翼97-中堅120。
客席は、バックネット裏スタンドがベンチシート。内野スタンドが芝生で、外野のほうは一応入れるが特に整備はされていない。
客は球場全体で20人ぐらい。日本人と韓国人が半々ぐらい(推定)。ビデオ撮影やら雑用係の選手・スタッフがいっぱいいるので、バックネット裏を飛び交うのはほぼ韓国語。

アクセス

那覇空港から直接いくなら、23番のバスで「平良川」下車。徒歩20分。市内からの場合は、ほかに112番・21番・223番・227番・263番・27番・63番も使える。
那覇市内からだと110番のバスで「仲嶺ハイツ入口」も利用できる。こちらからは徒歩15分弱。
球場最寄りのバス停は「具志川」or「金武湾」だが、これらは那覇市内からだと遠回りになる(バスマップ参照)。ちなみに那覇市内から乗り換えなしでいくなら、227番・27番。
あとは「プロ野球キャンプへGO!!」という無料のキャンプ地巡回バスで、うるま市具志川野球場へ停まる便もある。ただし、今年の場合は使いやすい時間ではなかった。
当然レンタカーもありだが、球場の正面にとめるとファウルボール直撃の可能性があるので注意してほしい。きょうも一度、車にゴツンと当たる音がしてスタンドが沸いた。

*1:http://www.strike-zone.jp/2011camp.html

*2:SKの45・91、LGの58・68。