神奈川県高等学校野球秋季県大会(2回戦、俣野公園横浜薬大スタジアム)

東海大相模×逗葉

このへんにくるのは12-3年ぶり。ドリームランドがなくなっても、建ち並ぶ団地や道路の感じは変わっていない。
秋季大会を見るのは初めて。入場は無料。夏に最後まで試合をした学校だけに、客も多いのかと思ったが、あふれるほどではなかった。1000人ちょっとぐらいかな。
試合前、両チームのノックが終了すると、平原綾香栄冠は君に輝く」が場内に流れた。甲子園を見なかったので、初めて聞いた。

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結果から書くと、東海大相模が7回裏に2点を追加し、コールド勝ち。強豪との戦いはやはりノーミスでいかないと、面白くならない。
3回表、逗葉の攻撃。2本のヒットとランナーを進めるバスターで、1アウト1・3塁。1番中村(雄)はスクイズを試みたのだが、ピッチャーフライ。もったいない。
3回裏、東海大相模の攻撃。ヒットと盗塁で1アウト2塁。3番田中の打球はファーストへのゴロ。しかし、大きくはじいてしまった(記録はヒット。判定が甘い)。これで先制点が入った。
4回裏、ここでも1アウト2塁からセカンドゴロをエラーして、追加点を献上。さらにタイムリー2本が出て5-0。
7回裏、連続フォアボールの後、送りバントで1アウト2・3塁。レフトへの2点タイムリーで試合が終わった。
もし逗葉が先制していれば、あわてて面白くなった可能性があるだけに、残念だった。ただ逗葉に与した見方をすれば、右バッターのアウトコースを、球審がかなり広く取っていたのは辛かった。逆にいえば、外に投げていればよかった東海大相模の近藤は、きょうのピッチングでは評価のしようがない。

鎌倉学園×相模原

1試合目で客は7割ぐらい帰ったかな。上に同じく結果から書くと、4-0で鎌倉学園の勝利。
鎌倉学園は先発の篠田が完投。相模原はその篠田を、最後までつかまえることができなかった。ヒットが4本、フォアボールもひとつ。チャンスらしいチャンスがなかった。
鎌倉学園は1回裏、ランナーを2塁において4番加藤がセンターオーバーのランニングホームラン。2点先制。その後、内野安打で出塁した水海がバッテリーミスで2塁へ――いったのだが、バッターがアウトになったと勘違いしたか。ベンチへ戻ろうとして刺されてしまった。こういうミスが起こるのも、新チームだからこそ?
鎌倉学園は3回裏、2アウト1塁から連続フォアボールで満塁のチャンス。鍛冶のタイムリーと、松倉の押し出しフォアボールで2点を追加した。
この後もチャンスは作ったが、結局スコアは動かず試合終了。相模原は最終回を除いて出塁が2アウトからだったのが痛かった。