神奈川県高等学校野球春季県大会(準々決勝、サーティーフォー保土ヶ谷球場)

イントロ

春は観戦が初めて。混み具合がよめないなか8:30到着。チケットを買って8:45に入場したが、出遅れた感あり。屋根があるところは、空席が見つからなかった。
球場は小雨。ただこれまでの雨の影響がグラウンドにうかがえる。大量に土が投入された。シートノックを見る限り、イレギュラーはない。ただ球足がにぶったり足をとられたりで難しい状況のようだ。
9:50に外野席開放のアナウンス。プレイボールから外審つきの6人制。

横浜×東海大相模

一進一退で、ゲーム展開にかんしてはエキサイティングだった。ただ、ゴールデンカードに求めるレベルには達してなかったというのが一番の印象。
先発は藤平と山田(啓)。
1回表、村田が左中間へ2ラン。横浜が先制。逆方向への目が覚めるような当たりだった。
藤平は4回裏1アウトまでパーフェクト。このまま1失点ぐらいで完投するのではと思ったが、相模も反撃。ショートのエラーで初めてのランナーを出すと、2アウト後にポテンヒットとレフト前タイムリー。さらにはキャッチャーの1塁牽制悪送球で2-2の同点。神奈川で最高のカードなのだから、こういうプレーにはミスが出ないでほしい。
5回表、公家が足にデッドボールを受けて立ち上がれない。背負われてベンチへ下がった。臨時代走が出て、その後の守備はどうなるだろうか。春だから無理はさせないだろうとにらんでいたが、治療のすえに出てきてびっくり。気持ちが感じられてうれしかった。
ぱらついていた雨は、5回を終えるころにはあがる。
6回表、山田(啓)が2アウトから連続フォアボール。北村へ継投。北村はこの回ひとりと次の回で4者連続三振。さすがだなと思ったのもつかのま、8回表に勝ち越しをゆるす。2アウト1・2塁から前進守備が完全に裏目。遠藤がセンターオーバーの2点タイムリー3ベースで横浜が4-2と再びリード。
これで終わらないあたりはさすがにゴールデンカードというべきか。8回裏、1アウト1塁から山田(啓)がライトポール際へ同点2ラン。横浜は藤平から石川へスイッチ。結局石川は11回まで投げるのだが、ヒット・フォアボールひとつずつで危なげないピッチング。
試合が決したのは11回表、横浜は1アウトから石川がライト線へ2ベース。2アウト後、藤平が低い弾道で左中間をまっぷたつ。決勝のタイムリー2ベースとなった。
この結果、横浜が夏の第1シードに。はたして相模はどのブロックに入るだろうか。

桐光学園×慶應義塾


スコアのとおり、こちらも展開はエキサイティングだった。
特記しておくこととしては、スコアボードをめぐってトラブルが起きた。7回裏0アウト、桐光の先頭バッターの打席。
キャッチャーが見逃し三振と思い1塁へボール回しの球を投げた。しかしバッターは「何のこと?」みたいな様子。
球審が塁審を呼んで確認をする。そして結論が三振と出たところで桐光の抗議。
球審の説明によると、スコアボードは3ボール・1ストライクと表示されていたが、実際は2ボール・2ストライクが正しい状況。よって次のストライクは見逃し三振で間違いないとのこと。
私はちゃんと見ていなかったが、打席途中でまぎらわしいジャッジがあったのだろうか。映像があるなら確認してみたい。

メモ

自転車で家から坂下のセブンイレブン保土ヶ谷元町橋店)まで1時間5分。そこから球場へは10分ほど。
チケットは当日券のみ・準決勝と決勝では使えないとのアナウンスが何度もあった。値段はいつもどおり一般500円。