ダ・ヴィンチ』2月号

「今月のBOOKMARK EX」に『十字架』についてのインタビュー掲載(全2ページ、取材・文=河村道子)。
内容は「書き下ろし100冊」のページで語っていることにほぼ同じ。森の墓地を取材したという話が、情報として新しいことか。
「お父さんに対して恥ずかしいこと、きれいごとや嘘を書いてはいけないと思ったんです」との言葉には納得。本からもそれが十分に感じられた。
本紹介の末尾に「旧友でもある鈴木成一、渾身の装丁も圧巻」とあった。そこには帯なしの写真が掲載されていて、中央下部の、要するに帯がついたら隠れてしまう部分に、「講談社」の文字が入っていることに気づく。

十字架 (100周年書き下ろし)

十字架 (100周年書き下ろし)

背表紙ならまだしも、こんなところに出版社の名前を入れる必要はまったくない。しかしその不要なものを取り込むことで、逆にバランスを整えてしまう。すばらしいセンスだ。

週刊現代』1/23号

「ナナ氏の書評」で『十字架』について書かれている。

『文学界』2009年11月号

熊野大学2009 21世紀、熊野から文学」で、重松清の公開講演の模様に少し触れている。