『ニッポンの課長』(講談社文庫)

『ニッポンの単身赴任』とセットで、箱に入って並べてあった。表紙画は『ニッポンの単身赴任』に続いて山科けいすけ。巻末も同じく、藤巻幸夫へのインタビュー。
インタビューは最初のほう、話の意味がよくわからない。たぶん私が働いていないから、いわれていることを実感できないのだと思う。
後半はなんとなく理解できた。仕事をしていればグチなんか出てこないという藤巻さんの発言にははっとさせられた。つまり、グチにせずに不満をその場その場で伝えられる環境や意識の持ち方が必要だということだ。そんな人間でありたいし、そういう場所で仕事がしてみたい。

三浦展著『下流社会』(光文社新書)の帯

増刷分にかかっている帯に、重松清の推薦文が載っている。『週刊ポスト』の書評から転用したものなのかもしれないが、ポストが手元にないので確認できない。
以下、帯より転載。
「意欲を失いがちな/現代人への警世の書/である――作家重松清
ちなみにアマゾンに画像が出ている元帯と思われるものはこう。

「いつかはクラウン」から/「毎日100円ショップ」の時代へ/もはや「中流」ではない。「下流」なのだ

読みたかったが、売れたからといって買うのもなあという感じだった。購入するきっかけができてよかったと思う。

『文学界』11月号

(情報出所:id:RONSAm:20051120)特集「大人のための児童文学」で、斎藤美奈子が「コドモの読書の過去と現代」という文章を書いている。その末尾、「児童文学はこれから読め」という項で、真っ先に『エイジ』があげられている。「いつのまにか教育界でもっとも信頼される作家になってしまった重松清の児童文学系の代表作」と評している。
「教育界で信頼」というのは、受験でよく出題されるという意味なのだろうか。

1月1日付毎日新聞第2朝刊

藤田宜永インタビュー掲載。そのなかで今春より『サンデー毎日』にて新連載、ということが書かれていた。前にも書いたけど、いまは山本一力重松清が連載していて、さらにあさのあつこも連載開始。さらに藤田宜永もということになると、小説が4本立てになってしまう。やはり、最初のふたりのうちどちらかは、終了になるのだろう。
それにしても、藤田宜永って早稲田中退なのか。知らなかった。エールフランスというイメージが強いためだろう。
そういえば以前、NHKの番組に夫妻そろって出演していたのを見た。きれいな奥さんがいて(年齢を考えたら、極美人の域に達していると私は思う)、彼は幸せ者だ。
WIKIPEDIA藤田宜永」:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%97%A4%E7%94%B0%E5%AE%9C%E6%B0%B8

サンデー毎日』1/22号

『日本の子ども60年』の本紹介あり。

1月7日付毎日新聞夕刊

疾走のサントラ『Rain』の紹介あり。