2008-11-28 ■ 重松清 重松清 『40 60』創刊号 ニール・ヤングの特集内に、重松清が登場――しているなら買おうかと思ったのだが、そこにあったのは「白髪のニール」(『気をつけ、礼。』所収)の抜粋であった。 http://www.crave.jp/pub/4060/index.html 『文藝春秋』12月号 大林宣彦との対談「愛する妻を喪くしたとき夫は」(全7ページ)が掲載されている。 映画・原作それぞれの『その日のまえに』をふたりが語る、といった内容。興味深いのは、監督が映画化させてほしいと願い出たときのエピソード。それは、はがきでなされたのだが、重松清の仕事場が近所だったため、郵便ではなく、直接投函しにいった。ここまでは劇場用パンフに書かれている。 しかし、まだ続きがあった。そのはがきには、監督が手描きした切手が描いてあったのだという。 すばらしき遊び心だなあ。重松清もいってるし、私もそう思う。 『小説新潮』12月号 特集「作家になる道Part2」内で、井上荒野インタビュー「あらすじのない、曖昧な世界を書くために」(全10ページ)の聞き手を務めている。 大ざっぱな内容は、父が自分にもたらした影響、現在、そして今後……。私にとっては未読の作家だが、これから読んでみたくもなり、また読むのが怖くもなる、そんなインタビューだった。