単なる雑記

茅ケ崎駅北口にて、久々に見る光景が。ホームレス支援雑誌の販売だ。
なるほど。大学を卒業したということは、高田馬場駅前を通らなくなったということで、それは『THE BIG ISSUE』との遭遇がなくなったということでもあったのか。
近寄って、表紙をながめる。声をかけてくる販売員。
「知ってます? ビッグイシューといって…」
そんなところから話を始められたらきりがないので、「まえに買ったことあります」と口を挟む。
「今回の表紙はジョンとヨーコで、これはふたりの映画が公開されたから、その特集になってるんですよ」
おお、ちゃんと内容を頭に入れて、セールスしてくる人は初めてだ。とてもいいことなので購入。いつの間にやら300円に値上げしていたのが、ちょっと残念。
記事のなかで目を引いたのは、ビッグイシュースペシャル対談「宮本みち子さん×雨宮処凛さん」(全5ページ)。処凛さんのファッションが好きだ。
かつて、ビジュアル系バンドがブームだったのを覚えているだろうか。濃い化粧を施したミュージシャンたちは、人気が出るにしたがって、一様にメイクを薄くしていった。そして私たちは気づく。その白さには何のこだわりもなかったのだと。
処凛さんの話に戻るが、彼女も忙しい人だから、もういっそのこと普通の格好で外に出たいと思うこともあるのではないだろうか。だけどそうしない。そこには、ちゃんと意味があってこのスタイルなんだという強い意志が感じられる。
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織田裕二の『脱線者』(朝日新書)を立ち読みする。織田さんにいじめられていた人たちは、彼が自殺を考えていたというのをどう思うだろうか。そんなの嘘に決まってるか、あるいは死んでいればよかったのに、なのか。