おぼろげな記憶

買うべきかずっと迷っていた『東京飄然』を購入。もともと買おうと思ったのは、町田さんが鎌倉にきているからなのだが、きょう立ち読みしていたら、しみじみする写真を見つけた。ブー通りとグランド坂をぶった切るあの道路(環状4号線というらしい)を工事しているときのものだ。
もしこの写真が着手する前のものだったら、あたりがどんなふうになっていたのかという記憶をよみがえらせることができたのかもしれない。でも、あえて思い出せないもののほうが私には好ましい。なんというか、ブー通りを使って大学へ通っていたころの日々は、永遠にあいまいなままにしておきたいと思うのだ。