角川文庫の分類

本屋で文庫の棚をながめる。一冊の本が目に入った。
高松佐織『サディスティック・マリア』だ。
著者の名前は「たかまつ」としか読めない。実際、カバーにもそう書いてある。
ところが、背を見ると「く102-1」という表記が……。ここ、たとえば西村賢太なら「に」となるところだ。
なぜ「たかまつ」が「く」?
家に帰り、手持ちの角川文庫をチェックしてみる。小宮良之『導かれし者』が「す100-4」となっていた。帯には「角川文庫スポーツ部 シリーズ第4弾!」とある。
どうやらシリーズ名の「す」のようだ。
先の『サディスティック・マリア』も「BOOK」データベースで「“クロスラブ”シリーズ第2弾」と紹介されていた。
ちなみに第1弾は2冊で、「く100-1」と「く101-1」を使用。
シリーズは以上3冊でストップしている。