『ハドソン川の奇跡』

Amazonビデオにて。
面白い映画を見ると、時間があっというま。尺が100分足らずなせいかもしれないが。
題材は9年前の航空機事故。機長のニックネーム「サリー」が原題になっている。事故のシーンはもちろん、その後いっぺんした機長の生活や苦悩、あるいは人的ミスを追求したがる調査にどう立ち向かったかが描かれる。
もとになった事故それ自体ドラマチックだが、本作をより魅力的にしているのは相棒である副操縦士ジェフの存在。
間近に彼という目撃者がいながら、人的ミスを追われる機長はふびんだと私は思うが、ジェフがいることや、彼の何気ない発言は機長の支えとなったに違いない。
Amazonビデオでは、20分ほどの特典映像がついている。機長や妻など、当事者たちへのインタビューが主な内容。
印象に残ったのが、機長の操縦でハイキングへいったという妻の発言。小型機を恐れる妻に対し、不時着する場所は想定してあると伝えたそうだ。
高いレベルの想定をするって、大事だなと思う。機長のように、いざというとき良い動きができる自分でありたいものだ。