第97回全国高校野球選手権神奈川大会(4回戦、サーティーフォー相模原球場)

イントロ

地元の第1シード相模原と、渡辺監督が今夏で最後の横浜。テレビ中継がないので混雑必至だ。
相模大野駅北口8:05発のバスに乗車。満員で積み残しが10人弱。
そして球場が近づくにつれ、道路も大渋滞。「松が丘」バス停を過ぎて動きがなくなった。5分で50mとか、そのぐらいしか進まない。
結局、次の「大野台三丁目」との中間あたりで、運転手が「急ぐ方どうぞ」とおろしてくれた。半分ぐらい降りたかな。今後の備忘に書いておくと、バスは「松が丘」で降車するのがいいようだ。そのあたりまでは比較的スムーズだった*1

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現地の並びもすごいことに。球場正面から伸びるふたつの列。当然、どっちかがチケット購入で、もう片方が入場列だろう。案内がないので、勘を頼りに1塁側へ。こちらが入場で正解だった*2。8:45の段階で、列は球場半周分になっていた。
開門と券売開始は9:00というアナウンス。同時なので、事前にどこかの球場でチケットを入手しておくとだいぶ有利だ(1回戦から準々決勝までは全会場で券が共通)。
入場後、なんとか屋根下の日かげになる席を確保できた。

横浜×相模原

10:20過ぎに外野を開放。そして入場に時間がかかっているため、試合開始が11:10に繰り下げられた。
1回裏の横浜の攻撃。1アウトから戸堀が右中間への打球で判断よく2塁を奪う。先制点のチャンスを得たが、スタートを切るタイミングを誤って挟殺。盛り上がりがしぼむ。
直後の2回表、県相の攻撃。4番森山のライトライナーを小野がはじいてしまう。余裕をもって落下点に入っただけに、目を疑うようなプレー。続く宮崎は送りバント。これは打球が強く、ピッチャー藤平も迷わず2塁送球。しかしわずかに左へそれる。連続エラーで0アウト1・2塁。「流れ」というものを思わずにはいられなかった。
それでも藤平は耐えて後続を抑える。結論から言うと、県相はこれが最後のチャンスだった。藤平は被安打4で完封。フライアウトの多さが印象的で、詰まらせてるからまったく危ないところがなかった。
横浜の攻撃は2回に3連打で2点。5回には2本の2ベースで1点。試合を通しては10安打で3点なので、宮崎は粘り強く投げたというべきか。こちらも完投。満員になったスタンド。その視線に耐えうるエース対決だったと思う。

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2回裏、山田がセンターへタイムリー。(横浜1-0相模原)
2回裏、藤平がセンターオーバーのタイムリー2ベース。(横浜2-0相模原)
5回裏、三河がセンター後方へタイムリー2ベース。(横浜3-0相模原)

藤沢工科×藤沢翔陵

藤沢対決。R467でいうと、北が工科で日大藤沢を挟み南が翔陵。アナウンスを聞いた感じ、選手の出身中学もけっこう重なっているようだ。秋葉台中学とか、滝の沢中学とか。
試合は翔陵が3点を先行。工科がいったん追いついたものの、終盤に翔陵が勝ち越し。5回戦にコマを進めた。
印象的だったシーンをひとつ。5回表の翔陵の攻撃。フォアボールのランナーを盗塁とワイルドピッチで進めて3塁。ここでファーストゴロがホームクロスプレーに。危険なスライディングではなかったのだが、途中からキャッチャーに回っていた平良が負傷交代となってしまった。ブロックでふんばってしまったことが、衝撃を強くしたかもしれない。最後の夏がこれはつらいだろうなあ……。

ガラガラになったが、2試合目も外野は開放。したがって線審もつけていた。

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3回表、戸上がライト線へタイムリー2ベース。(翔陵1-0工科)
3回表、2アウト3塁からフォアボール。バッターランナーが1・2塁間で挟まれる間に3塁ランナー生還。(翔陵2-0工科)
4回表、嶋田がセンターへタイムリー。(翔陵3-0工科)
4回裏、入村がライト線へタイムリー2ベース。(翔陵3-1工科)
5回裏、バッター児玉のところでピッチャー岩崎の投球が大きくはずれ、バックネットへ。(翔陵3-2工科)
5回裏、児玉がファースト前へスクイズを決める。(翔陵3-3工科)
6回表、近藤が3塁線を破るタイムリー2ベース。(翔陵4-3工科)
7回表、森山がレフトへタイムリー2ベース。グラブに当てるも捕球できず。(翔陵5-3工科)

帰り

公園のまわりにはバス停がいっぱいある。
青葉児童館前→和泉短大前→淵野辺公園→大野台三丁目→(略)→相模大野
おおよその乗車数は順に5人、5人、20人、15人といったところ。座るために前のバス停へ向かう意味はありそうだ。

*1:あくまでも開始3時間前での話。

*2:逆にチケットは3塁側に列を伸ばしていた。