オリックス×西武(16回戦、京セラドーム大阪)

イントロ

来週の金土日もこのカードだが、週末2試合は外野自由席が予定枚数終了になっている(セブンチケットは未確認)。そこで大阪セレクトチケットを買っておくことにした。内・外野自由席回数券で、金券ショップだとバラで入手できる。
甲南チケット(天王寺アポロビル店)では1200円だった。梅田とか難波に比べると、高めなのかな。それでも、普通に前売を買う(1300円)よりは安い。

引き分け

終始、先行されては追いつきの展開。振り返ってみると、6回裏の川端のタイムリーを、栗山が抜かれずに止めたのは大きかったかもしれない。あとは9回裏のバルディリスのファーストライナー。最後だからあっけなく終わった感もあるが、抜けてたらサヨナラも考えられたか。それを思うと、浅村のビッグプレーだった。

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きのうの菊池に続き、牧田も2ケタ被安打。印象に残ったのが小島の2本。岡田監督はプロ初出場ながら3番で起用。その理由は2打席目のヒットでわかった。バッティングが石井義人みたいなだもんな。牧田はミートしてくる左打者がすごく苦手な雰囲気がある。

5回表

1アウト・ランナーなしで秋山の打球がレフト方向へ。外野席からだとボールの着地点は見えないが、塁審がフェアのほうへ手を動かした。おおっと気持ちが盛りあがる。秋山は2塁へ到達。
しかしながら、岡田監督が抗議に出てくる。ほどなくベンチへ引き上げ、審判団はライオンズ側へ。どうやら判定を変えるようだ。
珍しいなと思ったが、その珍しいことがありうる状況だった。状況とは審判の配置だ。
私は審判マニアではないが、芦原が若手で、ほかの3人(嶋田・東・山村達也)はベテランという情報は頭に入ってる。試合前に審判名を聞いたときは、芦原が上で出られるほどに経験を積んできたんだなとも思った。
若手1-ベテラン3、つまり明確な上下関係がある組み合わせ。それだけに、ミスした若手に諭すことも起こりやすい。芦原の側からすれば、目上のいうことを聞き入れないと、自分の評価にかかわってくる。そうなると弱いよなあ。
球審・嶋田の説明は「3人で協議した結果」だった。この「3人」とは芦原以外の3人という意味なのか。あるいは一塁塁審の東は位置的に遠いから、それ以外の3人とも考えられるかな。
いずれにせよ、秋山は打ち直しになった。カウント1-1。
寺原は3球ボールが続き、秋山を塁に出す。このフォアボールが、私にはわざとっぽく感じられた。サッカーで治療のために相手が出したボールを、スローインで返してあげるような。まあ実際は、間があいて感覚がつかめなかったんだろう……。
調子をくるわせるほど抗議に時間をかけたという点では、渡辺監督は評価していい。個人的には「はよやれ」の気持ちはまったくなかった。
中島・中村連続タイムリーで同点。しかし1アウト2塁でヘルマンのピッチャーゴロを3塁でアウトにしたのは、寺原の好フィールディング。まだまだ気持ちが切れてなかった。

メモ

サイドビジョンに表示されたベンチ入りメンバー、54番が「ウィリアム」になっていた。
試合前、李大浩の7月度月間MVP表彰式。日本生命のプレゼンターが、小学校へ入ったどうかぐらい(?)の小さな子どもだった。金額を書いたボードも当然ひとりでは持てない。そんな子が黒のスーツ着て大人にまじる光景。おかしみがあった。

応援メモ

1-9のまえに発声練習。といっても、「絶対/勝つぞ/ライオンズ」とかコールするわけではなく、リードの方に続けて「あ・え・い・う・え・お・あ・お」「か・け・き・く・け・こ・か・こ」と復唱する。個人的には、ホークスのラジオ体操を連想する時間だった。
判定が変更された直後のリードは、「各自で不満の声を」みたいな感じで、何もコールはせず。

得点経過

2回裏、伊藤がバウンドしてサードの頭を越えるタイムリー。(オリックス1-0西武)
3回表、中島がライトへタイムリー2ベース。(オリックス1-1西武)
3回裏、T-岡田がライトポール際へ2ラン。(オリックス3-1西武)
5回表、中島がレフトへタイムリー2ベース。(オリックス3-2西武)
5回表、中村がセンターへフェンス直撃のタイムリー2ベース。(オリックス3-3西武)
6回裏、川端がレフトへタイムリー。(オリックス4-3西武)
7回表、中島がセンター前にタイムリー。(オリックス4-4西武)

NPB公式より

試合時間:3:42
観衆:11833