手塚治虫著『ジャングル大帝1・2』(小学館文庫、1999/9)

こういうのも読んでおこうかなと。小さい頃、アニメで見ていた記憶はあるけど、もう覚えていないし。

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まず全21話(序章除く)というのが驚き。もっと長大なものだと思っていた。
あと、セリフがいまと違う印象を受ける。たとえば「乗りご/こちは/いいが/ハエが/たかっ/てきて/たまら/んよ」というコマがある*1。こういう半端な場所での改行は、最近の漫画には見かけない。というか、全体的にセリフを詰め込んでいるから、半端なところでやらざるをえないのか。
ストーリーについては、大局的な見方をしてるなという程度。正直なところ、ちょっと古びた感がしないでもない。

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話は変わるが、西武ライオンズのマスコット「レオ」は、もちろんこの『ジャングル大帝』からきている。相方の「ライナ」はレオの妹という設定だ。
しかし作中だと、レオと結婚するのがライヤ。微妙に役どころを変更したのは、やはりマスコットには婚姻関係が似つかわしくないからだろうか。あと、「ヤ」を「ナ」にした理由も気になる。レオはそのままなのに。

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VOLUME1:2003年4月1日第7刷発行
VOLUME2:2003年4月1日第6刷発行

*1:2巻p.146より。スラッシュは改行箇所を示す