漫画
武田一義著、平塚柾緒原案協力『ペリリュー 楽園のゲルニカ 9』(ヤングアニマルコミックス、2020/8) 戦場の命は軽くて、さじ加減ひとつで生死が分かれるなあと。 小山健著『生理ちゃん 3日目』(Kindle版、2020/5) 生理バッジの件がさっそく作品になって…
福満しげゆき著『妻と僕の小規模な育児 1』(Kindle版、2020/3) コミックDAYSでの連載スタート時は「診断の多い育児マンガ」というタイトル。たしか単行本の発売情報も当初はその名称だった。 福満家には現在、ふたりの男の子がいる。上の子は右耳が小さく…
終戦翌年のペリリュー。残された日本軍には今の正確な状況が読めない。 情報のない苦労、恐怖ということでいえば、災害が起こったときの外国人観光客にも重なるところがあるかもしれない。 作中では、戦争が終わったのではと考える者も出てくる。しかし、日…
最終巻だからではないだろうけど、盛りだくさんだった。 子どもが学校で嫌な目にあってると聞いたときの対処は、この人オリジナルというか、かなり個性が出てるなあと。 あとは西武園ゆうえんちに行った話と、むかし『ダ・ヴィンチ』で春日さんと対談した話…
武田一義著、平塚柾緒原案協力『ペリリュー 楽園のゲルニカ 5』(ヤングアニマルコミックス、2018/8) だいぶ続刊が出てるのに見落としていた。コミックスの発売情報は、日販がやってる「ほんのひきだし」というサイトでチェックしているんだけど、そこには…
これ、続編が出るとは思わなかった。奥付を見ると、前の単行本が刊行された後に月刊コミック誌で連載が始まったようだ。 今回も楽しみながら学ばせてもらった。たとえばピルの話や性教育で語られる生理、アスリートやアイドルの無月経の問題が描かれている。…
秋本治著『Mr. Clice 8』(JUMP COMICS、2019/7) 全3編。著者の好奇心が出ていて楽しめた。1編目のテロの方法はこんなこともありそうだなーと思わされるし、2編目は危険と指摘されてることが現実化したらどうなるか、みたいな展開。3編目の風邪が治る場所は…
13巻が出るときにすべて読み直しをした。そこから2年半以上。本来ならもういちど通読したいところ。でも、面白い漫画って途中からでもぜんぜん入っていける。敵とは違う者との戦いを堪能できた。
4コマと小説「永沢君の詳細」がメインになった本。前作の『永沢君』を自炊することにしたので、これも読んでおこうかなと。 小説は永沢の生い立ちをおもしろおかしくつづっていて、悲惨な出来事をそう感じさせないところがあった。
福満しげゆき著『妻に恋する66の方法 5』(Kindle版、2019/3)すべり台で加速する話(p.100)と、息子の友だちを家に来させない理由づくり(p.119)に爆笑。長男に漫画をほめられたエピソード(p.121)や、病床の父が甘いものをほしがった話(p.124)にはほ…
聴覚障害を題材にしたノンフィクション漫画。特にストーリーがあるわけではなく、障害のことや佐村河内守について調べたり考える過程がそのまま描かれている感じ。娯楽としても勉強としても面白かった。自分は当事者だから「わかるなあ」と共感する部分が多…
さくらももこ著『映画原作特別描き下ろし ちびまる子ちゃん キミを忘れないよ』(RIBON MASCOT COMICS、2015/12)読んでなかったので購入。ホントいい話。機会があったら映画のほうも……。冨樫義博著『HUNTER×HUNTER36』(JUMP COMICS、2018/10)他者の意図が…
さくらももこ著『ちびまる子ちゃん17』(RIBON MASCOT COMICS、2018/12)9年ぶりの新刊。どれもゲラゲラ笑えて、一年の終わりに幸せな気分になれる。あらためて惜しい人を亡くしたなあと思う。冨樫義博著『HUNTER×HUNTER35』(JUMP COMICS、2018/2)漫画家に…
吉田秋生著『海街diary9 行ってくる』(flowers comics、2018/12)またいつか、著者の描く鎌倉ものが読みたい。人生の楽しみにしておこう。 冨樫義博著『HUNTER×HUNTER34』(JUMP COMICS、2017/6)巻末の解説がありがたい。あんまり漫画で作意とか考えること…
3編収録。最初ふたつは楽しめたが、最後だけちょっと落ちるかな。
「『こうしろ』って指示されんのって超楽なんだぞ」 コーチのこのセリフ好きだなあ。
本編は正直イマイチだった。ただ、あとがきで「自分が描きたかったのはこんな感じのことですよ」的な説明がされていて、それならありかなーみたいな……。
巻頭に登場人物の紹介がある。野原ひろしは35歳。私と同年齢。1年1冊ペースだから、次の巻はひろしよりも年上の人間として読むのか……。そうなんだなあ。 この巻では、しんのすけがひまわりに嫉妬する話が印象的だった。後から生まれた子が親の愛情を独占する…
生理がまさかのキャラクター化。月に一度、女性のもとへやってきて打撃をくわえる……。シリアスな話題をかわいらしく、面白く描いた全10編*1。 まず発想がすばらしい。しかしアイデア倒れになったらアレなわけで、警戒心をもって読んだ。 結果としては杞憂で…
最後の出かけ仕事のくだりがいちばん印象に残った。福満は外で仕事することがめったにないから、子どもが気持ちよく送り出してくれると。妻いわく「テレビで観たり聞いたりするお父さん像に近く、働いてる実感が湧くんだと思います」 他の漫画家も似たような…
写真部の女の子たちのおはなし。わりとこち亀の延長で読める感じだった。
武田一義著、平塚柾緒原案協力『ペリリュー 楽園のゲルニカ 3』(ヤングアニマルコミックス、2017/8) ときおり入るコラムはどれも勉強になる。この巻では、給料の話が興味深い。当時の若者には大金だったそうだが、戦地にいてはそんなことを気にする余裕が…
武田一義著、平塚柾緒原案協力『ペリリュー 楽園のゲルニカ 1』(ヤングアニマルコミックス、2016/8) 第二次大戦中のペリリュー島での攻防をもとにしたフィクション。 かわいらしいキャラクターで読みやすさを打ち出しつつ、描かれていることは本格的。 死…
連載終了前後の裏話満載で、隅から隅まで面白かった。特に神田明神での記者会見の雰囲気が知れたのはよかった。
5巻が出たのは2003年。つまり14年ぶりの新刊。同時に、1-5巻も新装版として刊行された。 せっかくだから新しいので揃えようかという気もしたが、思いとどまった。別にコレクターじゃないんだし……。 ちなみに購入場所はアニメイト。おまけで主人公の身分証明…
福満しげゆき著『終わった漫画家 1』(Kindle版、2017/12) 伸び悩む男性漫画家が女性アシスタントを雇い、あれやこれや起こるというのが大ざっぱな内容。もちろんシリアスな感じではない。 すごく面白いのだが、驚きのほうが大きい。福満の作品は支持する層…
福満しげゆき著『妻に恋する66の方法 3』(Kindle版、2017/10) 編集者の学歴を気にすることが、もはやこの著者の持ちネタのようだ。でも、気にする人はとことん気にするからなあ……。 天樹征丸原作、さとうふみや漫画『金田一少年の事件簿R 13』(Kindle版、…
自炊するまえに再読。『キャプテン翼』終了後、4ヶ月ほど間をあけての作品。題材はテニスで、中心人物は父と息子。父はアルコールにおぼれた元強豪プレイヤー、息子は5歳にしてすばらしい能力を見せる天才、という設定。 かなり面白く読めた。展開はジャンプ…
臼井儀人&UYスタジオ著『新クレヨンしんちゃん7』(Kindle版、2017/7) いつもどおりクスクスと楽しませてもらった。さーっとながしたコマでも、ちょっと戻って冷静にながめると笑えたりする。 日本橋ヨヲコ著『少女ファイト14』(Kindle版、2017/7) バレー…
自炊のまえに再読。8巻ぐらいまでは、ワールドユースで新登場のキャラクターがよく動いて面白かった。 しかし後半は低調。試合が続くのだが、各ゲームに新鮮さが感じられない。こうなると読むほうはつらい。打ち切りになったのも納得できる。くわえてJリーグ…