中谷美紀著『ないものねだり』(マガジンハウス)

エッセイ集。『疾走』がらみの記述がいくつか。
p.81-の文章は、アカネ役が自分に回ってきた経緯について。p.90-はヤクザの情婦(アカネ)を演じることになった感想が書かれている。p.96-には、『疾走』における関西弁の話題がある。
p.129-のマガジンハウス社員食堂についての文章は、食欲をそそる。
関連リンク:http://www.magazine.co.jp/recruit/2006/extra/buffet/index.jsp

馬場俊英『人生という名の列車』

Special Thanks to」のところに重松清の名前がクレジットされている。
ボーイズ・オン・ザ・ラン」などを含むアルバム。正直なところ、マキシシングル「BOYS ON THE RUN 4 SONGS」があれば、いらないかなという感じ。
私は、このマキシシングルに収められた「男たちへ 女たちへ」が好きで好きで、聞きまくっていた。特に昨年9月に合宿で運転免許を取りにいっていた間は、1日に10回ぐらい聞いていたような気がする。だから、この「男たちへ 女たちへ」を聞くと、あの楽しかった免許合宿の日々がそのまま思い出されるのだ。それだけにこの曲には愛着がある。
このアルバムにも、一応「男たちへ 女たちへ」は収録されている。しかし、初回限定版の特典CDという形で、ライブ音声としてである。聞いてみたけど、いまいち好きになれない。
でもまあ、買ってよかったなと思う部分もないわけではない。それはジャケットと、あと歌詞カードに添えられた佐内正史の写真だ。日常にありふれた風景でも、佐内さんが撮ると輝いて見える。なぜだろう。