『小説トリッパー』2004年夏季号

斎藤美奈子重松清の対談が収録されているということで購入。朝日新人文学賞の選考委員に二人が選ばれたこともあってなのだろうが、作家のデビュー、新人賞、そしてその後、受賞作家はどうなったかなどといった話がなされている。選考する際に、作品の完成度をとるか、作家としての将来性をとるかという話題は興味深い。
あとは永江朗さんが、小説家になるための10冊のうち1冊として、『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』(太田出版*1をあげている。
他には絲山秋子瀬尾まいこのインタビューもあり、900円払う価値はあったようだ。

*1:脚注構成岡田幸四郎重松清