序
個人的にも、前々から気になっていた。
このたび、とある連珠プレイヤーのツイート*1をきっかけに調べてみた。
方法だが、まずは日本将棋連盟公認アプリ「将棋ウォーズ」の各段・各級の分布をチェックする。
次に、その割合をアプリ「バックギャモンエース」で適用するとどんな感じになるのかを調べる。
将棋ウォーズの段級位
将棋ウォーズでは「段級位最強戦」という大会が定期的に開かれている。
これは自分の段・級に合わせてランキングが組まれる。各クラスの参加人数を見れば、将棋ウォーズ内での分布がおおよそわかるわけだ。
以下の表は、3月開催の「第40回段級位最強戦」のクラス別人数と、そのパーセンテージである。
段・級 | 人数 | 割合 |
---|---|---|
六段以上 | 494 | 0.36 |
五段 | 1013 | 0.73 |
四段 | 2389 | 1.73 |
三段 | 5787 | 4.19 |
二段 | 12465 | 9.02 |
初段 | 21280 | 15.40 |
1級 | 26858 | 19.44 |
2級 | 26919 | 19.48 |
3級 | 21061 | 15.24 |
4級 | 12806 | 9.27 |
5級以下 | 7099 | 5.14 |
トータル | 138171 | 100 |
※割合は小数点第三位を四捨五入した。
※大会はアプリ内で1勝した時点で参加となる。つまり0勝に終わった人は除外されているが、どのクラスも同じ条件なので無視する。
Backgammon Aceのエラーレート
バックギャモンエースでは、持ち時間10分と3分のモードがある。
ここでは人口が多い10分モードを見ていく。
ある程度の試合数をこなすと、通算エラーレートのランキングに名前が載る。
この掲載人数が3311人となっている。(※4月8日の20時現在。以下同じ)
さきほど将棋ウォーズで出した割合を、この3311人に適用する。
段・級 | 人数 | 最下位の順位 | 同左のエラーレート |
---|---|---|---|
六段以上 | 12 | 12位 | 3.1227 |
五段 | 24 | 36位 | 3.7704 |
四段 | 57 | 93位 | 4.5722 |
三段 | 139 | 232位 | 5.8554 |
二段 | 299 | 531位 | 7.7593 |
初段 | 510 | 1041位 | 10.1275 |
1級 | 644 | 1685位 | 12.0388 |
2級 | 645 | 2330位 | 14.1435 |
3級 | 505 | 2835位 | 16.7115 |
4級 | 307 | 3142位 | 20.4494 |
5級以下 | 170 | 3310-12位 | 65.8983 |
※人数は小数点第一位を四捨五入している。計3312人になる。
感想
初段のエラーレートがちょうど10点ぐらいになったのは面白い。
望月正行さんは「10点を切れれば中級者の入口に立ったと言える」とブログに書いている*2。
それは将棋でいえば、初段になったのと同じような意味合いなんだなあと。