『恋妻家宮本』

『ファミレス』を改題して映画化。遊川和彦監督・脚本で、来年1月クランクイン。公開は2017年予定とのこと。
報道各社から記事が出ている。以下、気になったところをピックアップ。

当初は脚本のみだったが監督を務めることになり、重松氏に「自由にやらせてもらいます」と直談判して承諾を得た。
http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2015/11/30/kiji/K20151130011601670.html

原作「ファミレス」は3章に分かれており、遊川氏はそのうちの1章に絞って初稿の脚本を原作者の重松氏に見せ、許可を得てタイトルを「恋妻家宮本」に変更した。
http://www.sanspo.com/geino/news/20151130/geo15113005040009-n1.html

製作サイドは2014年1月に脚本のオファーを出し、遊川監督は脚色を条件に快諾。映像化に当たって遊川監督以上に適任はいないとして今年4月に監督との兼任が決まった。7月には阿部&天海のキャスティングも決定し、現在は当て書きの要素を加筆中という。
http://www.daily.co.jp/gossip/2015/11/30/0008607141.shtml

『ファミレス』の単行本は2013年7月刊。通常約3年で文庫化されるが、映画にタイミングを合わせると少し遅れるのかもしれない。

『希望ヶ丘の人びと』

11月に講談社から二次文庫が出た。帯によると、2016年にWOWOWでドラマ化。
二次文庫ということで、あとがきも追加されている。小学館文庫版から「意味の小さくない修正」をしているそう。

『空より高く』(中公文庫)

あとがきでは『ビフォア・ラン』のことや、単行本にできてない連載作品がいくつかあることにふれている。

荒木源『探検隊の栄光』(小学館文庫)

早見和真の解説のなかで、自宅の殿堂入りコーナーに重松清『疾走』があると書かれている。ほかに垣根涼介『ワイルド・ソウル』、綿矢りさ蹴りたい背中』なども。私と似てるなあ。