武蔵浦和駅「さいチャリ」非公式ガイド

イントロ

「さいチャリ」はNCDが管理・運営する会員制レンタサイクル。現在、南与野駅武蔵浦和駅の2箇所にあるそう。料金は6時間100円。
きのう私は武蔵浦和のほうを利用したのだが、公式サイト(下記)にある説明が不足気味。そこで写真をまじえて説明してみたい。遭遇したトラブルについても……。
http://ecoport.jp/saichari/

場所


武蔵野線の高架下にある。餃子の王将武蔵浦和駅前店)の脇。
場所はわかりづらい。駅そのものが2路線の交差した地点にあるため、どちらの高架下かぱっと把握できないのだ。
なお現時点での話になるが、グーグルで「武蔵浦和駅」と検索すれば、この餃子の王将の位置がストリートビューで表示される。
奥の人が立っているあたりに会員登録機がある。

事前準備

公式サイトに「会員登録」というページがある。ここからできるのは仮登録。
現地でダイレクトに登録もできるが、仮登録をすると名前や電話番号、メールアドレスなどの入力がショートカットできる。
なお現地に機械は1台しかないため、使用中に他人を待たせる可能性がある。それを避けるため、運営側は仮登録をしてほしいのだと思う。

仮登録

【アドレス入力→URLが送られる→登録】
という流れ。
「PCメールのアドレスを入力してください(フリーメール可)」とあるので、素直にそうする。
もうひとつの注意書きは見落とし厳禁。
「(前略)URLより新規登録を行ってください。その際、2件のメールアドレスを登録できます。※携帯電話を登録されると便利です」
大事なことなので繰り返す。登録の際の2件目のアドレスは【携帯電話】である。

      • -

新規登録は、まず規約を読んで同意。そして下が入力事項のページ。


上から見ていくと、必須ではないが「会員区分」に「一般」と「グループ」がある。
メールアドレスはデフォルト*1で最初のが入ってる。最初というのはURL送付時。「PCのアドレスを入力せよ」とのことだったので、素直な人はそうしているはずだ。
次に「メールアドレス(2)」というのがある。ここが一番大事なところ。私は必須じゃないから空欄にしたのだが、えらいことになった。さきほど引用したが「携帯電話を登録されると便利」なのはここである。
カード種別の欄はどちらも選択肢がひとつだけ。料金プランも同じ(現時点では)。

システム

では、携帯電話を登録しないとどうなるのか。現地で本登録をし、端末にカードをかざすと自転車を使えるようになる。
と同時に、「利用開始通知」というのが登録アドレスに送られてくる。これには4ケタの鍵番号が書かれている。
たとえば途中でコンビニへ寄るとしよう。普通の自転車ならばカギをかけて持ち歩くところだが、この「さいチャリ」はボタン式になっている。メーカーは別だが、下記のタイプだ。
GORIN(ゴリン) 大型ボタン式リングロック GR520・スペーサー付 シルバー
リングなので、カギをかけるのは何もいらない。しかし解除するときに番号が必要。
話を戻すが、携帯電話を登録しないとどうなるか。出先なのでメール記載の鍵番号が確認できない。そうすると、何が起こるか。
駐輪してどこかへ行きづらいのは序の口。最悪なのは、知らずにカギをかけて解除できないパターン。
私がまさにそうなってしまった。電話で「このカギってどういうシステムなんですか?」と聞き、メールで送られると知ってあぜんとしてしまった。その仕組み、公式サイトで紹介しておいてよと。
さらに悪いことは重なる。私の携帯はガラケー。それでもGmailは確認できるだろうと電話を切ったのだが、悲惨なことにiモード(笑)だと「このページは無効です」だった。
それでどうしたか。セブンイレブンに無料Wi-Fiがあるのを思い出した。いまだにガラケーの私でも、iPod touchは持っている。だからWi-FiGmailを見ようと……。運がいいことに、球場から7-8分のところにセブン(戸田美女木8丁目店)があって救われた。

余談

ちなみに、セブンまでは後輪を持ち上げて移動した。道行く人に声をかけられたが、説明がえらく面倒だ。「カギがあかなくなったんですよ」といっても、「落としたの?」だし……。かといって、仕組みからの説明なんて、相手も求めてないだろうし。
この後またまたアクシデントが起こるが、先に写真などを。

自転車


ギアは3段。ライトは暗くなると自動点灯。空気はパンパンだったが、ブレーキの利きはかなり悪かった。
上述したが、カギはボタン式。メール記載の4つの番号を順番に押し、最後に下部中央の突起を押し込むとロックが解除される。

駐輪設備


登録したカードをかざすと、自転車が引き出せる。引き出しの要領がわかりづらいが、1回やれば慣れるとしかいいようがなさそう。

会員登録機


右の張り紙を読むと、鍵番号がメールに記載されていることやカギの使い方がわかる。こういう大事な説明は、見るかわからない張り紙じゃなくて、会員登録の手順中に組み込んでほしいものだ。

トップ画面


ほかは気にせず左下を選んでしまった。右上に「電子マネー支払い」とあるのを覚えておいてほしい(アクシデントの伏線)。

ウェブ登録済み選択後


受付番号は仮登録時の「お申し込みありがとうございます」というメールに記載されている。
このあといくつか画面を省略するが、事前に入力済のアドレス等を確認するだけ。

ICカード登録


話が前後するが、仮登録のとき「決済区分」は「電子マネー」を選択していた。
もし「クレジット」を選んだ場合でも、このカード登録は必要だと思われる。なぜかというと、自転車を引き出すときにカードをかざすステップがあるので。
再び画面を省略するが、かざしたカードの番号が表示される。その後、最終確認。

登録完了


電話番号は車体にも表記されているが、管理番号はなかったかもしれない。サポセンに電話すると、最初は自動応答。そこで管理番号を入れる必要がある。

再びのアクシデント

返却の際は自転車を駐輪設備へ戻す。空いてるところならどこでもいい。
そうすると、「さいチャリご利用レポート(返却確認通知)」というメールが届く。内容としては、開始・終了の時刻、トータルの利用時間と料金。そして「【電子マネー支払い】操作を行ってください」という説明だ。
上記のとおり、私はメールを確認できない状態だった。だから、返却した時点で残高が引かれるものだと誤解していた。そこまで時代は進んでなかった。それにしても「会員登録機」という名称ながら、支払機でもあったとはね……。
このことは利用規約に書いてあった。だから私のミスなのかと思ったが、実はそうではなかった。
仮登録のステップで読むことになる利用規約は、以下のURL。これは2012年5月のもので、今年3月の改正が反映されていないのだ。どうりで読んだのに知らなかったわけだ(改正済のものは、さいチャリのトップページにリンクがある)。
https://members.ecoport.jp/saichari2/pc/kiyaku.html

      • -

それで料金はというと、払っていないままだ。武蔵浦和にいく機会もそうないし、どうしたものかと思っている。
ただ遅延損害金は「年率14.6%」なので、200円の利用料金ですぐにあせる必要はないのかな。相手の不備を主張することもできるしね。

メモ

ヤクルト戸田球場へは、駅前から沼影→四谷→田島団地前とひたすら西へ向かうのがわかりやすい。首都高速の高架下をすぎてもさらに西へ直進。そのまま河川敷にあがる階段へつく。脇にスロープがついてるので、押してあがれる。
河川敷についてからは、まっすぐ南へ。邪魔するものもなく、気持ちのいいサイクリングができる。
食物の調達は、駅の高架下にマルエツがある。あとは駅前に若菜がある。その他、ルート中にも店多数。

*1:画像はアドレス消していないが、捨てアド同然なので……。