『グリーンブック』

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みなとみらいに新しく映画館ができたということで、どんなもんかなと見物。
電車のるまえに大船の金券ショップをのぞくと、『ビューティフル・ボーイ』はあったものの、第一候補だった『グリーンブック』は完売。
どうしようかと考えながら桜木町へ。こっちの金券ショップものぞいたが、映画の取り扱いはわずか。7-8種類だったかな。これから行くところの作品は1枚もなかった。
というわけで手ぶらで劇場。事前にサイトをチェックしたらキノシネマ会員なるものがあり、年会費1000円で入会すると一般1800円のところが1300円。おまけに「1000円鑑賞優待券」(後述)がつく。それなら金券ショップじゃなくてもいいかとは思っていた。
窓口で入会したいむねを告げる。
するとスマホを持っているか聞かれ、「映画ランド」というアプリをダウンロードするよういわれた。
私の想定とは違う流れである。
会員制度のページには以下のように書かれている。

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6月以降はアプリでも払えるとある。つまり現段階ではアプリで払えない→アプリはいらないと思っていたのだ。
私がいうのもアレだが、勘違いする人ほかにもいるんじゃないだろうか。
それで「映画ランド」をダウンロード。幸いアプリのサイズは110MB程度。それでも私の環境だと3-4分はかかった気がする。4Gでアプリを落としたのは初めて。こんなに時間いるんだなあ。
アプリ内で劇場を選択したり、SMSのコードを入力して仮登録まで進める。そこでスタッフさんに端末を渡して本登録となる。
まだオープンして4日目。スタッフさんもメモ帳で確認しながら作業している。手書きでびっしりの文字を見て、しっかり研修を受けたんだなあと苦労を想像する。
ここで冒頭の「1000円鑑賞優待券」の話に戻る。私は入場料が1000円のときに使えるタダ券なのかと思っていたが、まったく違った。1800円などのときに1000円へ値下げできる券なのだ。
そりゃそうか。年会費1000円で1000円分の券がもらえるなら、誰でも入るもんな(笑)。ちなみにさきほどから「券」と書いているが、実際はアプリ内で表示されるデジタルなもの。いちおうおことわり。
ここまできて13:24。上映は13:20からだが「予告編があるのでまだ大丈夫」とスタッフさん。
大手シネコンのように10分はあるだろうと勝手なセルフジャッジをして、トイレへ行った。それでシアターに入るともう始まってる! 予告編が2分×2本だとしたら、冒頭2-3分見逃した計算か。
これは精神的な負担が大きかった。内容がわからなくなる不安や、いま流れているのが『グリーンブック』で合っているのかと疑問を抱えるはめになった。時間の余裕って大事だな(笑)
前置きが長くなったが、作品はすごくよかった。優秀な黒人ピアニストがイタリア系運転手とツアーに出る。その過程で差別にあったり、ふたりの関係に変化が生じていく。わりとベタなストーリーだがよくできていた。意味の重いシーンだけじゃなくて何気ない一コマがバランスよく入ってるから、快適感をもって見ていられた。
名場面も盛りだくさん。特に印象に残ったのはメリークリスマスが繰り返されるところ。季節のあいさつを交わす相手がいる幸せが感じられた。
キノシネマ横浜みなとみらい(シアター3)にて。
移動
大船11:50発→(根岸線)→桜木町12:19着
桜木町16:11発→(根岸線)→大船16:38着