「ザ・ノンフィクション特別編 青春YELL 花の中学生応援団 3000日」

きょう14:00-15:55、BSフジにて。たまたま、以前放送の特別編ではないほうを録画で見ていたところだった。そちらは5/27に放送されたが、時間は1:35。つまり特別編は20分ほど長尺になっている。
映像は2004年に始まる。舞台は明大明治中・高。ふたりの男子生徒が応援団の門を叩いた。先輩からの指導、厳しい練習に耐え、夏合宿を経て正式な部員となる。
時は流れて2009年、ふたりは高3。下級生を指導する立場に。しかし環境は激変した。前年に共学化して、女子のチアとも活動するようになったのだ。
さらに物語は進んで2011年、ひとりの頼りなげな男の子が応援団へ。また、高2には男子団員が不在。最上級生となった際、幹部は3人の女子に託されることになる。そして今年へとつながって番組が終わる。
全体としてはさわやかな青春モノとして気持ちよく見られた。若者の瞳はどれもいい。あとは、ひとりだけの新入団員に対して「厳しくするとやめちゃうから」とやさしく接する上級生もよかった。歴史をつなぐのもまた大事なことだ。
ただひとつ不満だったのは、明治大学リーダー部の廃部問題が、物語にどう影を落としているのか、それが見えないこと(言及すらない)。これを避ける限りは、真に迫れていない感がある。

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以下、特別編で追加された箇所をメモしておく。
・2004年入団の高畠くんが腕章をドロに落として以降のシーン。事件について語る親、高畠くんは同級生の岡田くんとふたりでやめる決意をする。しかし先生の説得を受け「六旗の集い」でがんばるふたりの姿。
・高畠くん・岡田くんの高校卒業式の模様と、式後のコメント。
・2010年秋、共学化の年に入ってきた女子は高3。チアの最後の舞台が文化祭。しかし台風で中止。翌日に希望をつないで開催が成った。あとはそれに続く後夜祭。
・2011年夏合宿、女子部員が布団を敷くシーン。
・同合宿のラスト、BGMが松任谷由実「守ってあげたい」から、岡本真夜「TOMORROW」に変わっている。