日本ハム×西武(10回戦、帯広の森野球場)

朝食難民

7時過ぎ、ネットカフェを出る。外は、どうあがいても中止であろう雨の降りよう。
それはさておき、とりあえず朝食を口にするべく、店を探す。こんな早くからやってるところはあるのだろうか。
まず見つかったのがモスバーガー。わざわざ北海道で、そんなものを食べなくても、と思うかもしれない。
だけど、「十勝コロッケバーガー」というのぼりが出ていたのだ。地域限定メニューなら、チェーン店もありかな、と。
しばし考えたが、パスする。もっといい選択肢があるかもしれないから。その後、マック、びっくりドンキーなか卯が見つかるが、別にどうでもいいチェーンだ。
結局、1時間15分ほど歩いて、帯広の駅に着いてしまった。構内のレストラン「豆地蔵」が開いていたので、入ってみる。
カレーセット(600円)を注文。サンプル的なものがないのだが、カレーと何のセットだろう。まあ、サラダあたりか。そんな見当をつける。
しかし、運ばれてきたのはコーヒーだった。モーニングだからとはいえ、カレーとの相性ってどうなんだろう。
ちなみにカレーは普通のカレーでしかなかった。

天然温泉アサヒ湯

きのうも釧路で銭湯にいった。だから朝はいいかとも思ったが、暇すぎるので朝風呂に。
帯広の駅から歩いて7-8分。洒落た外観に洒落た内装で、素敵なところ。
それだけでも高ポイントだが、お湯がまたいい。炭酸がごとく泡が浮き上がってきて、素人目にもすごさがわかる。少し触れるだけで肌はつるつるだ。
これならお金を払ってでも入りにきたくなるなあ。本当によかった。

2試合連続中止

アサヒ湯から出ると、雨はかなり弱まっていた。もしかして、やれちゃったりするか。そんなことを思いながら、駅に戻る*1
いまの時間は10:00過ぎ。待合室にいると、ファイターズファンの「臨時バスが出てないから中止だよ」と話す声が聞こえた。
自分でも、ファイターズの携帯サイトをチェックしてみる。早々と中止が決定していた。
そういえば、きのうのノーゲームは、ファイターズが北海道にきてから初めての中止だったらしい。だからといって、記念になるわけでもないけどね。

馬の博物館

きょう、雨で中止になった場合にどうするか(いわゆるセカンドプラン)は決めてあった。さっさと帯広競馬場にいって、ばんえい競馬を1Rから見るのである。
しかし、中止決定が早すぎた。競馬場の開門は13:10で、それまで3時間もある。動く気力もないので、待合室で本を読む。そして、少し早めにバスで向かった。
上述のとおり、開門は13:10なのだが、併設の「馬の資料館」は10:00から。それを丁寧にながめたら、ちょうどいい時間になるんじゃないかな、と。
入館料は200円。馬がどのような変化・分裂をしていったかの解説だとか、あるいは馬具の紹介だとか。突っ込んだ内容が多く、一見の自分にはさほど楽しめるものではなかった。でも200円だしね。

開門

入場料100円。これを払うと、1年有効の招待券をくれて、それがフリーパスになる。
さて1R。スタンドで見たり、モニターで見たり、観戦方法は様々あるのだが、まずは「馬といっしょに横移動」というのをやってみたかった。
もっともゲート寄りのところで、スタートを待つ。子どもたちが何人か、そばにいた。そして「傘があると速く走れない」なんていってる。
えっ、そんなスピードが出るものなのか。レース映像みてると、すごくちんたらな感じなのに。
雨の馬場を整備するため、予定より15分遅れでスタート。馬たちがゲートを出てきた。
うわっ、速い。がんばって走らないと、馬においていかれる。見た目の印象と、全然ちがうんだなあ。以上、1Rの感想。

馬券

感想はいいが、馬券はどうだったのか。結論からいうと、投票した7Rすべてではずした。
パドックでよく見えた馬を買ったり、きょうは先行馬が有利かなと思ってそこを中心にしたり。あとは予想紙の印にしたがったり……。
そんなふうに、あれこれしてみたのだけど全敗。またの機会があれば、もっと勉強した上で参戦したい。

飲み食い

場内の飲食物はとても充実していた。以下、食べたもののメモ&感想。
ばんばーがー(400円):やたらとでかいハンバーガー。具はハンバーグ・レタスと刻んだスパゲッティ。おいしくて食べ応えがあった。
大好物ニンジン牛乳(190円):へえ、こんな味なのか、と。まあ、おいしい部類。100円だったら、3杯は飲んでた。
たい焼き(チーズ、120円):甘さはなく、愚直なまでにチーズ。そこが気に入った。
たい焼き(かぼちゃあん、120円):まあ想像どおりな味。ここのたい焼きは皮が好みに合っていた。

帯広空港

バスで帯広駅へ戻る。そしてターミナルにあるバス窓口できっぷを買い、空港連絡バスに乗車。40分ほどで空港到着。
自動チェックイン機で手続きすると、「アップグレードしますか?」という画面が表示された。
クラスJを占領する予定だったライオンズの選手たちは、中止によって、早めに戻れたということかな。よかったよかった。
飛行機のなかではずっと寝ていた。夜の便だからか、ライトが消され、そのことも眠気を増進させてくれた。

ヒートテック着用中

横浜で乗り換えるべく、冷房の効いた京急の車両から降りる。そして吹き出る汗。飛行機のなかで、羽田は29度とかいってたもんな。そりゃ、汗がたれるわけだ。
以上で、汗に始まり、汗に終わる、道東の旅、おしまい。

*1:その途中で知ったのだが、駅前のノースランド帯広がライオンズの宿泊先だったらしい。