「天野喜孝展 天馬」(馬の博物館)


4月21日にスタートして2ヶ月。
行きたいなあとメモっていたのを、ラスト3日で思い出すという……。
別件で根岸のラーメン屋を調べていて、そういえばアレいつまでだっけなと(笑)。なんにせよ気づいてよかった。
根岸森林公園は、小学校の遠足で来て以来かな。

館内では、第2・第3のふたつの展示室が催しにあてられていた。
まず思ったのが、ほぼすべての作品から動きを感じること。人間や馬の動きであったり、空気のそれであったり。
天野さんの絵はあっさりしている印象をもっていたので、ちょっと意外だった。
あとで図録を購入したが、そこには動きが生きていない。やっぱり実際に見るのは、意味があることなんだな。間近で視認できる部分に凄みがあるし、鑑賞するほうも集中しているのだろう。
もうひとつ目についたのは色づかい。少ない色で濃淡をつける作品もあれば、いったい何色つかっているのかというにぎやかなものもある。引き出しの多さを感じた。
以上が特別展。
常設のほうは、第1展示室が競馬について。第4展示室は生物としての馬について。
前者はかなり興味深いものだった。日本競馬の草創期に外国人ジョッキーの名前があって、へー開かれてたんだなと。初日に実施された各レースの展開も紹介されていた。同じ馬が1日に何回か走ったようだ。大変だなあ……。
競馬のおこりとともに、もうひとつの柱が天皇賞の歴史。過去の勝ち馬が掲示されているが、2016年春のキタサンブラックでとまっていた。そこまで頻繁に更新しないのかな(笑)
もうひとつ、第4展示室のほうだが、こちらはあまり興味がわかなかった。ただ、馬具の装着方法は勉強になった。
館内は平日で客もまばら。落ち着いて見ることができた。
入館料は特別展も込みで200円。もし1000円以上でも満足なレベルだなあ。
以下、公園内の写真をばばばっと。



かつて使われていた競馬場のスタンド。

そのスタンドだが、米軍施設の関係で反対側からは近寄れないようだ。