図書館本の中身だけ持ち去る意味とは

おととい付の日経夕刊「広角鋭角」に「変わる図書館7 モラル低下に悩む」という記事。そこにこんな記述が。
「表紙だけが十数冊、館内のトイレのゴミ箱から出てきたことがあった。無断持ち出しを防ぐ磁気シール付きの表紙を捨て、中身をかばんに入れて持ち去ったとみられる」
こんなことして何の意味があるのだろう。しばし考えた。
ブックオフで売るのはもちろん無理である。店頭にそんな状態の品が置いてあるのを、見たことがない。
中身を読みたかったのだろうか。だとしたら普通に借りればいいだけだ。予約待ちでいっぱいのものがあるかもしれないが、そういう本は書架に並んでいるはずがない。
それでは単なるいたずらか。その可能性はなきにしもあらずだ。
しかし、私が考えた一応の結論は、ばらしてスキャンするのに使っているのではないか、というもの。

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下記URLの5番目の回答を見るまで、本をばらばらにしてスキャナに読み込ませる、なんて人がいるのは知らなかった。こういうことをやるなら、中身だけを持ち去ることにも大きな意味があるのではないだろうか。
http://q.hatena.ne.jp/1192806230