字が汚い

書くことがないので、よそのblogを受けてのネタで。
私も字が汚い。
小さいときに、父母両方から、正しい鉛筆の持ち方を強要されるのがうざくてうざくてしかたなかった(字がきれいな母ならまだしも、汚い父になんでそんなことをいう権利があるのか)。それに対する反発もあって、いまも持ち方は(おそらく)正しくないままで、したがって字も汚い。
高校のとき、同じクラスの人に頼まれてよくノートを見せた。そういうとき彼らは、常に私のそばで、「これは何て書いてあるの?」と尋ねながら写すといったあんばい。たまに尋ねられた私が、自分の字を読めたなかったりしてね。
ここからちょっと自慢話。
なぜそんな汚いノートが重宝されたか。別に彼らのぱしりだったというわけではない(そう信じたい)。先生がいう英語の訳文などを漏れなく写し取っていたからである。まあ、もともと字を書くスピードが速いというのもあるけど、私の場合、聞いたものを頭のなかに一時的にためておけるというか、そんな能力が他人と比べてすぐれていたようだ。
大学生になった。その能力は、いまはもう、ない。だいたい、講義を真剣に集中して聞くことがまれだ。その裏には、こんなのどうせ本を読めばわかるんじゃないかという意識があるんだと思う。で、学術書を読んでいるのかというと、そんなことはまったくないわけだが。
まともに勉強しないまま、私の大学生活は終わろうとしている。世の流れは、学問に励まない学生に厳しくなっているようだ。しかし、私は勉強せずとも卒業させてくれる大学に感謝する気持ちのほうが強い。