小説新潮』7月号

シリーズきみの友だち第10話「きみの友だち」掲載。今回が最終話。
これまでの場面から、かなり時が経過していて、ブン、モトが18歳(ということは恵美は25歳ぐらい)になっている。恵美の最初で最後の写真展が開かれ、あの頃の友だちが一堂に会す。
前回の話の流れから、まとめ的なものになることは予想していた。が、このまとめかたはどうだろう。個人的には笑えたが、賛否両論ありそうだ。まとめる方法をのぞけば、文句なしに素晴らしい連作短編だったのではないかと思う。
いずれ単行本になるとは思うけど、何月ごろとか、そういう予定は書かれていなかった。
あとは、山本周五郎賞の選評が載っている。浅田選考委員が『君たちに明日はない』、重松委員が『明日の記憶』にそれぞれ×をつけて臨んだが、ほか3人は『明日の記憶』に授賞、2作授賞ならば『君たちに明日はない』も、という考えだったようだ。両選考委員の×にはそれぞれ強い思い入れがあって、たかが選評とはいえど、読み応えがある。

今後の刊行予定

6/27:『きよしこ』(新潮文庫
6/29:『なぎさの媚薬 哲也の青春』(小学館
6月中旬の予定だった、サタミシュウ『リモート』(角川書店)は7/1になったようだ。
あと、7/25に出るhanae*小学生日記』(角川文庫)の解説が重松清だったらなあ、なんてちょっと期待している。

小説すばる』7月号

ラブレター・イン・ブルー第7章「水に映る影」(連載8回目、前章が前後編に分かれていたため)掲載。
いつも、あんまり読む気がしないものの、読み終えるころには次の展開が気になっている。

週刊ポスト』7/1号

穂村弘著『現実入門』(光文社)の書評を書いている。穂村さんと重松清は同時期に日本経済新聞夕刊曜日替わり連載「プロムナード」をやっていた。そしていまは、朝日新聞日曜朝刊カジュアル読書「ポケットから」をともに担当している。話をしたこととか、あるのかな。

平岡先生を送る会

http://www.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=31174&log=20050620
6月20日付読売新聞夕刊「文学のポジション 小説を教える5」では、待田晋哉記者が、早大第一文学部再編の話題に関連して、平岡先生のことに触れている。 

空より高く(読売新聞夕刊)

6/22の挿絵に玉川中央駅が描かれているのだが、小田急多摩センターがモデルだろうな、これは。
6/17:帰ってきたピエロさん8(連載82回目)
6/18:帰ってきたピエロさん9
6/20:帰ってきたピエロさん10
6/21:帰ってきたピエロさん11
6/22:帰ってきたピエロさん12