『ドキュメント サニーデイ・サービス』

目黒シネマにて。とりあえずすごく面白かった。

上映後に曽我部恵一さんとカンパニー松尾監督の舞台挨拶があった。話題としては、作品ができあがって見せてもらったときの曽我部さんの反応とか、あとは都心での上映がきょうで一区切り、といったことがあがっていた。

松尾監督は、自分がリアルタイムでサニーデイを見ていて好きだったから、初期の話を多く入れてしまったと話していた。

そういうスタイルになったことについては、個人的には好意的に思った。いろんな方の証言が聞けたし、音楽シーンの移り変わりが浮かびあがる面白さが出たんじゃないかと。まあ、ツアーだけを追いかけた映画になっていても、それはそれで魅力的なんだろうけどね。

映画本編にかんしては、坂出でやった「サマー・ソルジャー」がべらぼうによかった。あれだけ切り出した映像がほしいけど、映画の流れのなかにあってこそなのかもしれない。

あとは最終盤で田中貴さんが、自分と曽我部はダサいと思うものが似てるんじゃないか、みたいなことを言っていた。これはすごく印象に残った。かっこいいほうが共通しているよりもはるかに大きいんだろうな、きっと。

舞台挨拶ののち、パンフレット購入者にサイン会もあった。サインを入れる箇所は決まっていなくて、「ご自分でしてもらいたいページを開いてお待ちください」とのこと。わたしはここぐらいしかないなあと思ったんだけど、周りを見たら表紙にもらっている人もいた。

パンフレットはすごくよくて、これも映画の構成要素みたいなところがあった。