角田光代×松尾たいこトークイベント

18時から青山ブックセンター本店カルチャーサロン*1にて。
『なくしたものたちの国』(集英社)の刊行記念で、トークの模様は『小説すばる』に掲載されるとのこと。それなので、以下は延々延々と雑記。

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終了後のサインは上記の本プラス1冊まで。今回のように、旧作可ということはあまりない。
では、多くのサイン会が「対象書籍限定」になっているのはなぜだろう。進行が遅くなるのを避けるためか。あるいは転売されないように、というのもあるかもしれない。
今日ふと思ったのは、ミスしたときの代品問題だ。自分のサインを失敗することはないだろうが、為書きを間違うことはありうる。そうした場合に、「対象書籍」だったら「ああ、ごめんなさい」で済む。代わりの新品と交換して、サインし直せばいいからだ。
ところが、旧作OKにしてしまうと、その場に代品のないものが持ち込まれるうる。はたしてミスしたら、どうなるんだろう。丁寧な作家なら、住所を聞いて「後日郵送します」の可能性もあるが、こうした事態を恐れるがゆえの「対象書籍限定」なのかもしれない。

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サイン会は、まず角田さんのサインと為書き、そして「きゃわいいはんこ」*2を押してもらった後、松尾さんのサインとお絵かきという流れ。
私はプラス1冊として松尾さんの絵本を持っていった。ふたりの間に立っていた編集者は「これがきました」との反応。
販売スペースをチェックしなかったが、この作品は置いていなかったのだろうか。見たところ2冊目をもらっている人は、『Presents』の文庫本が多かったようだ。
対象書籍や『Presents』と違って、持参の絵本は単著なので、為書きも松尾さんがしてくれた。うまく名前を書いてもらってとても満足*3
あと目がいったのは、名前の後の「さま」。「さ」の字は、2画目と3画目が続いてる。要するに、このブログで表示されるタイプの「さ」になっている。あまり他人の字を見る機会はないのだが、2画で書く「さ」はマイナーといえる?

*1:しばらくぶりにいったが、サロンの場所が以前と変わっていた。

*2:角田さんのtwitter参照。

*3:うまく書いてもらえなくても、それはそれで満足だが。