電子書籍購入の記

Kindleストアでためしに1冊購入。重松清の『希望の地図』。1040円。連載では読んでいたものの、単行本は未購入だったので……。以下、気になったことをメモってみたい。
まずは、発行日が書籍とは違う。紙だと3月11日初版発行だったと思うが、これだと「平成24年7月発行」となっている。要するに、電子書籍としての発行日が記載されている、と。
だから、「本が出たのは○月で、半年も前になるが」みたいな言及をする場合には、面倒なことになる。紙の発行日も記載しておいてくれたら助かるんだけどね。
個人的な問題だと、重松清の著作リストを作成しているので、そこにつける日付をどうしようかなというのがある。電子書籍で買いつつ、発行日だけは本屋で確認とかになっちゃうのかね。
ちなみに、書籍でいう奥付のあとに、電子書籍向けのなんやかんやがついている。「株式会社幻冬舎『希望の地図 3・11から始まる物語』(単行本)に基づいて制作されました」とか、禁止事項など……。

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あとは、当然のことながら紙の本とはページ数が対応しない。本書は紙だと292ページあるそうだが、iPod touch(4G)ではNo.3509まである*1
引用をするときに「No.○○」と書いても、紙の人は「どこじゃそりゃ」となってしまう。読書会だとかゼミで購読をやるときには、手間が生じうるのかな。

*1:この数字は端末によらず共通なのかな。どうだろう。