日本ハム×西武(17回戦、帯広の森野球場)

7回表

ライオンズが6-4でリード。フェルナンデスがフォアボールを選んだところで、雨による中断。
その強さ、グラウンドの水の浮きを見て、もう無理だろうと思ってしまった。いや、勝っていたからだめならだめでよかったのだが。
しかし結果的には弱まって再開。30分間様子を見るという原則(?)の意味を痛感させられた。

7回裏

前のイニングから続投の岡本篤志が先頭を出し、工藤にスイッチ。これが見事なまでの采配ミスだった。
ファームからあがり、敗戦処理や1-2点ビハインドで投げさすプロセスを省いて、勝ちパターン起用。当然、責任は監督にある。工藤本人も、状態をあげるにあげられないだろう、これでは。

歓喜

9回表、金子誠の1塁悪送球を足がかりに0アウト1、2塁。きょうはここからチャンステーマ2。雨で人が減って、動きやすい。
しかし、ブラウン・高山は凡退。2アウト。バッターは佐藤。ぶっ続けでの声援が後押しとなったか、打球はレフトを越えてライオンズ勝ち越し。
スタンドのファンが一体となり喜べる。そんな応援の楽しさを存分に感じられる瞬間だった。時間の都合で先に帰ってしまった人がかわいそうでならない。
9回裏はシコースキーが危うい場面を作るも、結局ゼロでゲームセット。
試合全体を見ると、長田がしっかり流れを作ってくれたのが大きい。今年の長田は本当に安定していて、応援のしがいがある。もしこれが西武ドームだったら、慶應出身ふたりのお立ち台なんてのも、見られたかもしれないな。

ロングゲームのコスト

長引いたことで、特急利用が必要になってしまった。およそ5000円の出費増。きょうの試合にその価値があったか。うーん、どうだろう。正直なところ3000円ぐらいまでかな。別に優勝とかそういうあれじゃないからね。
まあでも、試合時間は不確かだということの授業料だと思おう。

メモ

1-9後の応援団の挨拶は「帯広の日ハムファンに、きのう来なかったことを後悔してもらいたいと思います」
始球式はスケートの長島圭一郎。高めに浮いたけど、すんごいボールを放っていた。
3回表、栗山の左中間への打球で、森本がランナーをだますために捕球するかのような動作。効果はいかほどだっただろう。
中断時、マウンドとホームにシートがかけられた。その後、ベースにも覆いをするために4人が出てくる。彼らはなぜか、2塁担当3人、1塁担当1人に別れる。片っ方ひとりじゃできないだろうといじるスタンド。
47歳の登板時、1球ごとに沸き起こる「工藤」コール。たまには守備のとき声を出すのも悪くない。
2次会は「本当は日が暮れるまでやりたい。だけど(空港連絡?)バスの時間がやばいので、この分は20日からの札幌ドームで」とまとめていた。

得点経過

2回表、細川がライトへ2ラン。(西武2-0日本ハム
3回表、中島が左中間へ2点タイムリー3ベース。(西武4-0日本ハム
3回表、フェルナンデスがライトへ犠牲フライ。(西武5-0日本ハム
3回表、ブラウンが右中間へソロ。(西武6-0日本ハム
6回裏、糸井が右中間に走者一掃のタイムリー3ベース。(西武6-3日本ハム
6回裏、陽がレフトオーバーのタイムリー2ベース。(西武6-4日本ハム
7回裏、森本がセンター前にタイムリー。(西武6-5日本ハム
7回裏、小谷野が犠牲フライ。(西武6-6日本ハム
9回表、佐藤がレフトオーバーのタイムリー2ベース。(西武7-6日本ハム

NPB公式より

試合時間:4:02*1
観衆:17164

*1:Yahoo!プロ野球には4時間17分とある。ということは、中断は15分か。